バイパス集まって一気に細る! 府県境の激セマ山道国道「香芝柏原改良」進展なるか 慢性渋滞の大阪側もついに動き出す?

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国土交通省 大阪国道事務所が今年度の主な事業として国道165号「香芝柏原改良」を大きく紹介しています。

奈良から大阪へ所管替え 国道165号「香芝柏原改良」

 国土交通省 大阪国道事務所が2026年度の事業概要を発表。主な事業の一つとして国道165号「香芝柏原改良」を大きく紹介しています。

「香芝柏原改良」は大阪市から奈良県内を経て三重県津市までを東西に結ぶ国道165号のうち、大阪・奈良府県境部の穴虫峠付近2.8kmの拡幅事業にあたります。この事業は2025年度に奈良国道事務所から大阪国道事務所へ編入となり、パンフレット類も新たにされています。

 奈良県側は、国道165号現道、同「大和高田バイパス」、さらに奈良の平野部を貫く高規格バイパスの「中和幹線」(4車線)が穴虫付近で合流しますが、そこから大阪にかけては2車線のまま。3路線合流部で慢性的な混雑が発生しているほか、大阪にかけて見通しの悪い急カーブや急勾配が続く山道です。しかも、連続雨量200mmの事前通行規制区間に指定されています。

 奈良の3路線の交通量は増加しており、国道165号は大阪側にある西名阪道の柏原ICにかけて、現状の交通容量を約7割もオーバーしている状態です。大阪側からは、柏原ICが大阪方面のみのハーフICのため奈良方面への交通を高速道路へ分散できず、やはり奈良の3路線分岐部付近で詰まります。このため、穴虫から柏原ICまで4車線化と線形改良を行うことで渋滞を大幅に緩和するとしています。

 2025年3月末時点で用地取得率は面積ベースで約90%に達していますが、2026年度は用地調査、道路設計、埋蔵文化財調査を推進するということで、着工はまだです。

 なお、香芝柏原改良の区間より大阪側の近鉄 河内国分駅付近で国道165号は国道25号に合流しますが、それ以降の25号も2車線のままで八尾市・大阪市内へと続き、慢性的に混雑しています。

 これに対し、近畿地方整備局は2026年度より、「大阪中河内地域」における「交通円滑化や幹線道路の機能強化等に係る調査」を実施するとしており、地元では国道25号のバイパス実現につながるとして期待が高まっています。香芝柏原改良の区間も急峻かつ鉄道が近接する狭隘部ですが、さらに柏原・八尾・大阪の狭い市街地区間をどう改良するのか注目です。