年末を控えブリの相場に異変?

2017年度の天然ブリは日本海、太平洋側共に10キロ前後の大型で水揚げも例年並みほどにあり、価格も安定推移をしていましたが、年末を控えた12月に入ると相場に異変が生じています。例年ですと日本海側の網獲れはキロ700円~1,300円、日本一のブリと呼ばれる最高級の氷見の定置網のブリはキロ3,000円前後で推移します。しかし、今年は日本海網獲れは1,000円~1,500円とやや高めですが、氷見のブリは5,000円~10,000円という高価格で取引されています。これは景気のいい東京から、ネームブランドを求める引き合いが強く、かつてない高値になっているということです。

1本10万円前後となると地方での販売は難しく、氷見のブリを待っていた地方の水産関係者は手も出しにく状況です。ここでにわかに注目され始めたのが長崎を中心に水揚げされている、通称『蓄養ブリ』です。このブリは定置網に入った2キロ~3キロのブリをイケスに入れエサを与え10キロ以上に成長させたものです。モジャコから養殖したブリと区別するために『蓄養ブリ』と呼んでいましたが、厳密に言えば養殖ブリです。しかし通常の養殖ブリに比脂の乗りや質が天然に近いため、高騰した『氷見のブリ』にかわり引き合いが強くなり始めています。価格もキロ1,500円前後と若干高値推移しています。

一方、脂の無い太平洋のブリは相変わらず安値のままで、ブリの世界でも格差が大きく広がっています。


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