真の“日本一デカい”交差点? 圧巻の「合計40車線」 立体化の末に“そのまま残った”巨大な平面交差とは?

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「日本一級の大きな平面交差」の交差点が連続していた国道バイパスに変化が訪れて1年強。立体化や車線分離が行われた一方で、巨大な平面交差がそのままの交差点があります。

巨大交差点が連続する「仙台バイパス」

 1日約8万台という東北地方随一の交通量を誇る国道が、仙台市を南北に貫く国道4号「仙台バイパス」です。このバイパスをめぐっては2025年2月、“超”がつくほど巨大な「箱堤」交差点が立体化され、走行環境が大きく変わりました。

 箱堤交差点は6車線道路(側道除く)の仙台バイパスに、東西方向の8車線の市道「元寺小路福室線」が平面交差で交わり、交差点部は北行きが左折1・直進3・右折3の計7車線、南行きが左折1車線プラスの計8車線、元寺小路福室線もそれぞれ5車線に膨らんで交差していました。仙台バイパスは前後も巨大な交差点が続きますが、この市道は東北道から仙台市街を貫通して仙台東部道路までアクセスできる経路のため、特に立体化が急がれました。

 立体化後は、北側の「苦竹IC」から箱堤交差点を越え、「卸町」交差点まで4車線の立体部が構築され、箱堤交差点は、片側が地上6車線+高架2車線の“計16車線”となりました。なおも巨大ですが、立体化によって「巨大な平面交差」の感はやや薄れたかもしれません。

 その南側の卸町交差点も箱堤と同じくらい巨大な交差点ではあるものの、仙台バイパス南行きは箱堤の立体部の終端となったため、側道部の3車線(左折1+直進2)と立体部の4車線(直進2+右折2)が分離されています。立体部からは左折が、側道部からは右折がそれぞれ不可になりました。これにより、右左折のためにいくつもの車線をまたいで移動することもなくなりました。

 しかし、まだ「日本一級の巨大な平面交差」が残っています。卸町の一つ南、「六丁目」交差点です。

 仙台バイパスと県道137号が交わる六丁目交差点は、左折専用レーンを含めると仙台バイパス上下、県道の上下それぞれが7車線(計28車線)で交わります。交差点を渡った先はそれぞれ片側3車線(計12車線)なので、この交差点前後で合計40もの車線が交差するという巨大さです。交差点手前で車線の進行方向を示す矢印看板がズラリと並ぶ光景は変わりません。

 仙台バイパスの拡幅事業「仙台拡幅」は、箱堤の立体化が終わり、現在はもう少し南、広瀬川と名取川に挟まれた「篭ノ瀬~鹿の又」区間1.6kmの立体化事業が進められています。休日の夕方に通ると、六丁目交差点付近は流れましたが、この篭ノ瀬~鹿の又区間は確かに詰まりました。

 仙台バイパスの巨大交差点でそのまま残る六丁目交差点も、いつかは立体化されるかもしれませんが、しばらくは残りそうです。