ウクライナ軍の「海の刺客」がロシアの“影の船団”に突撃する映像公開 制裁を回避した船とは

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ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年5月3日、ロシアの石油タンカーを攻撃する様子を公開しました。

影の船団への攻撃か?

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年5月3日、ロシアの石油タンカーを攻撃する様子を公開しました。

 この攻撃は、同日にウォロディミル・ゼレンスキー大統領が発表しました。ロシアが国際的な経済制裁を回避するため、運用実態を隠蔽しているタンカーや輸送船など、いわゆる「影の船団(シャドーフリート)」に属する船舶を標的にしたとされています。

 この作戦には、ウクライナ保安庁(SBU)の防諜部隊とウクライナ海軍が参加しており、攻撃には自爆型の水上ドローンが使用されたとみられます。標的となった船舶は、ロシアの主要な黒海石油輸出港の一つであるノヴォロシースク港の入口海域で攻撃を受けたとされています。

 ユナイテッド24によると、ウクライナ軍は最近、港湾インフラや海軍資産、制裁回避ネットワークに関連する船舶への攻撃を通じて、ロシアの海上物流とエネルギー収入源の妨害に注力しているとのことです。ゼレンスキー大統領も、「この攻撃は、軍事手段によってロシアの影の石油船団に『制裁』を科す、ウクライナの継続的な取り組みの一環である」と説明しています。

 ウクライナ海軍は、黒海で大型艦艇の多くを失っているものの、自国で開発・生産した無人艇による攻撃を積極的に活用しており、ロシアの輸送船だけでなく、黒海艦隊の艦艇にも損害を与えています。

【動画】背後から忍び寄る…タンカーへの攻撃を加える直前の水上ドローン