「国鉄型車両しか来ないJRのターミナル駅」に激変の兆し “昭和にタイムスリップしたかのような光景”が終焉へ

JR東日本 40年ぶりの運賃値上げ

現在は国鉄型車両しか発着しない下関駅に、新しい車両が定期列車として乗り入れるようになります。

「JRの駅なのにJRの車両が来ない」状態が終焉

 JR西日本は、2026年6月27日から山陽本線の山口エリアに導入する新型車両227系500番台「Kizashi(キザシ)」の運行を開始します。これにより、現在は国鉄型車両しか発着しない下関駅に、新しい車両が定期列車として乗り入れるようになります。

 下関駅には現在、山陽本線の115系、JR九州の415系1500番台、山陰本線のキハ47形が発着します。また朝夕のみ、宇部線などで使用される105系も山陽本線に乗り入れ、下関駅に姿を見せます。不定期で運行される豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」など極一部の例外を除き、下関駅でJR世代の車両を見ることはできません。

「Kizashi」は、岡山エリアなどで活躍する227系「Urara(うらら)」をベースに開発され、シルバーの車体に黒と金のラインが特徴です。今年度、24両(3両編成×6本、2両編成×3本)が導入予定。山口エリアの新型車両は実に約45年ぶりです。今回の導入分では115系全数の置き換えには至らず、国鉄型車両が一気に姿を消すわけではありません。

 なお、下関駅に発着する国鉄型をめぐっては、415系1500番台も近い将来、後継車両への置き換えが見込まれます。JR九州は、JR東日本からE501系交直流電車を中古車両として譲受し、再整備を進めています。

 下関から関門トンネルにかけては直流区間ですが、九州側の門司(北九州市)の構内から交流区間になっており、交直両用電車が使われています。交直両用電車が必要になる区間は、JR九州内でこの区間のみです。そのため、JR東日本から譲受したE501系が415系1500番台の後継車両となることが有力視されています。