エストニアは“戦闘車両よりも重要な装備”に資産を割り当てるべく、予算の割り当てを更新するようです。
戦闘車両の更新に代わり、ドローンと防空に重点を置く
エストニアのハンノ・ペフクル国防大臣は2026年4月9日の記者会見で、同国のCV90歩兵戦闘車を更新する新型車両調達計画を停止し、ドローンや防空能力の強化に取り組むことを発表しました。戦車を持たないエストニアにとって、CV90は事実上の主力戦闘車両となっています。
エストニアは昨年2025年に、4年間で総額100億ユーロを投じる国防予算を公表し、そのうち約5億ユーロをCV90の更新に割り当てていました。国防大臣によれば現在、ウクライナの戦訓や、国防軍司令官の助言を受けて、予算計画の更新が行われており、その焦点はドローンと対ドローン、防空能力、状況認識能力の強化にあるとのことです。
エストニアは2014年にオランダより、35mm機関砲を搭載したCV90(CV9035EE)歩兵戦闘車を導入しましたが、これら車両は中古であり、耐用年数が迫っていると国防省は説明していました。今回の記者会見ではCV90について、耐用年数を10年間延長することも明らかにされています。ペフクル国防大臣は「費用はかかるが、更新よりもはるかに安い」と述べています。