刻んだサーモンに野菜や調味料を合わせて仕上げる前菜「サーモンタルタル」。鮮やかな色合いと、とろけるような口溶けが魅力の一品です。
「タルタル」と言えば、生の牛肉で作る料理を思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが近年は、魚介を使った軽やかなスタイルも人気です。

そこで今回は、サーモンなど魚介を使ったタルタルのレシピをご紹介します。見た目が華やかなので「難しそう」と感じるかもしれませんが、実は材料をそろえれば意外と簡単です。
「タルタル」と「タルタルソース」の発祥は一緒?
「タルタル(tartare)」の語源は、中央アジアの遊牧民・タタール人に由来するという説がよく知られています。19世紀のヨーロッパでは、タタール人が生肉を食べていたという話が広まり、そこから生肉料理を「タタール風(à la tartare)」と呼ぶようになったと伝えられています。
やがてこの名称は、牛の生肉を刻んで作る「ステーキ・タルタル」へと定着しました。
一方、日本でもおなじみのタルタルソースも、フランス料理の「ソース・タルタル」がルーツと考えられています。料理とソースは別物ですが、どちらも同じ語源を持っている点が興味深いですね。
■【おうちでも簡単に作れる】サーモンのタルタル
刻んだ材料にドレッシングの調味料を混ぜ合わせるだけという手軽さが魅力です。セルクルで成型し、上にハーブなどのトッピングを添えれば、まるでお店のようなビジュアルに仕上がりますよ。カリッと焼いたバゲットにのせて召し上がれ!
【材料】(2人分)
サーモン(刺身用) 200g
塩 少々
玉ネギ(みじん切り) 大さじ 5
キュウリ(みじん切り) 大さじ 4
ピクルス(みじん切り) 大さじ 3
マヨネーズ 大さじ 1
クリームチーズ 大さじ 2
しょうゆ 少々
レモン汁 小さじ 1
塩 少々
白コショウ 少々
キャビアもどき(市販品) 少々
オクラ 2本
ディル 適量 または セルフィーユ
バゲット(薄い輪切り) 8枚
【作り方】
1、サーモンは塩を軽く振って5~6分おき、細かく刻む。<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせ、<サーモンのタルタル>の材料も加えて混ぜ合わせ、冷やしておく。

2、オクラは分量外の塩で表面をこすって繊毛をとり、熱湯でサッとゆで、水に放って粗熱を取る。水気を拭き取って軸を切り落とし、輪切りにする。バゲットはトースターでサクッと焼いておく。

3、器にセルクルを置いて1.の半量を入れて押さえ、セルクルを外す。キャビアもどきをのせ、ディルまたはセルフィーユを飾る。周りに2.のオクラを飾ってバゲットを添える。

■【三層が美しい】サーモンタルタルのレシピ
脱マンネリ! サーモンとディルのタルタル 簡単レシピ

クリームチーズ・スモークサーモン・アボカドの美しい層が目を引く、新スタイルのサーモンタルタルです。ディルとケイパーも混ぜ込むため、風味豊か。口の中で溶ける食感と濃厚な味わいがたまりません。白ワインやシャンパンとの相性も抜群です。
■【現代風アレンジ】魚介のタルタルレシピ5選
マグロと長芋のタルタル

彩り豊かで、食卓でも抜群の存在感を発揮する一品。刻んだマグロに、長芋のシャキシャキ感とトマトの酸味が合わさり、サラダ感覚で食べられます。ハーブソルトとオリーブオイルをベースにしたシンプルな味付けで、素材そのものの風味をとことん堪能できます。
カツオの和風タルタル

カツオ&アボカドをわさびじょうゆで味付けする、和風テイストのタルタル。カツオの旨みとアボカドのまろやかさが見事にマッチし、お刺身とは違った新鮮な味わいを楽しめます。ご飯にのせて丼にしたり、日本酒のおともにしたり、さまざまなシーンで活躍する一品です。
マグロのタルタル バルサミコソース

角切りにしたマグロに、玉ネギやトマト、大葉などの香味野菜を合わせた爽やかな一皿。バルサミコ酢のコクを効かせたソースをまとわせて上品に仕上げましょう。ハーブを立体的に飾るのがポイント。ゴージャスな見た目で、おもてなしやイベントにもぴったりです。
おしゃれ! 鯛とホタテ貝のタルタル パイ添え

鯛とホタテをふんだんに使う特別感のあるタルタル。クリーミーな口溶けの中に、ケイパーやアサツキ、レモンの香りが広がります。サクッと焼いた春巻きの皮を添えれば、料理全体に立体感が生まれ、洗練された一品に。ちょっと特別な日の前菜やワインのおともに最適です。
マグロのタルタル丼

火を使わずに簡単に作れるレシピです。マグロと卵黄がなめらかにからみ合い、キムチの旨みとキュウリのシャキッとした食感が心地良いアクセントに。仕上げに散らす焼きのりは、両面を軽くあぶっておくと風味がより引き立ちます。
■仕上がりに差を付けるコツ
サーモンタルタルをはじめ、魚介のタルタルは鮮度が命。食材はしっかり冷やし、手早く刻んで、食べる直前に混ぜ合わせるのがポイントです。そうすることで、素材の持ち味がより際立ちます。
形よく仕上げたいときは、セルクルを使うと便利。内側にオーブンシートを巻いてから詰めると、側面まで美しく整い、グッと洗練された印象に仕上がります。
どのレシピも家庭で気軽に作れるものばかり。週末のごちそうやホームパーティーのおもてなしに、ぜひ試してみてくださいね。