外はカリッと香ばしく、中はとろけるようにやわらかい揚げ出し豆腐。熱々のだしをたっぷりかけていただく瞬間は格別ですよね。

和食の定番でありながら、ごちそう感もある一品です。今回は、基本レシピから野菜をたっぷり使ったものやカニ入りレシピなど8選をご紹介します。
【失敗しない】揚げ出し豆腐 本格調理で美味しく! 中ふわふわ 人気レシピ
揚げ出し豆腐をワンランク上の仕上がりにするカギは、水切りと揚げ方。水分が残っていると衣がはがれたり油はねの原因になります。揚げ油はたっぷり使い、鍋底につかないよう泳がせるように揚げると衣がカリッとしますよ。アツアツのだしがジュワッとしみ込み、思わず笑みがこぼれるおいしさです。
【材料】(4人分)
絹ごし豆腐 1.5~2丁
小麦粉 大さじ 4~5
シメジ 1パック
ユリネ 1/2個
大根おろし 1.5カップ
ショウガ(すりおろし) 1片分
刻みネギ 大さじ 6
揚げ油 適量
片栗粉 大さじ 1
だし汁 大さじ 3
だし汁 400ml
酒 大さじ 3
みりん 大さじ 2
塩 小さじ 1
しょうゆ 大さじ 1
【下準備】
1、絹ごし豆腐1丁を6つに切り、布巾又はキッチンペーパーに包み、水気を切る。

2、シメジは石づきを切り落として小房に分ける。
3、ユリネは1枚ずつはがしきれいに水洗いして、茶色くなった部分は包丁で削ぎ落とし水気を拭き取る。
4、大根おろしはザルに上げ、軽く汁気を切る。
5、<だし溶き片栗>を混ぜ合わせる。
6、揚げ油を170℃に予熱する。
【作り方】
1、揚げ油にユリネを入れてジュワジュワと激しい泡からシュワシュワと優しい泡になったら取り出し、油を切る。

2、絹ごし豆腐に薄く小麦粉をまぶし、揚げ油に入れる。表面に薄く揚げ色がつくまで揚げ、油を切って器に盛る。

3、<あん掛けだし>の材料を鍋に入れて強火にかけ、煮立ったらシメジを加え、しんなりしたら混ぜながら<だし溶き片栗>を加える。

4、ひと煮立ちしたら火を止め、2の揚げ出し豆腐にシメジを盛り合わせて1のユリネを散らせ、3の<あん掛けだし>を掛ける。大根おろし、おろしショウガ、刻みネギを添える。

■絹も木綿も使える!【揚げ出し豆腐】の絶品レシピ7選
あんかけ揚げ出し豆腐

豆腐を揚げた油でナスやシシトウも揚げると、時短になるうえに彩り豊かな一品に。旬の野菜の甘みと豆腐の風味が際立ち、上品な味わいを楽しめますよ。豆腐は崩れにくい木綿を使用するのが、失敗しないための秘訣です。
外はカリっと中はふわっと! 揚げ出し豆腐 彩り野菜あんかけ

あんかけにニンジンやミツバなどを加えると、食感にメリハリがつきます。茹でタケノコも好相性。木綿豆腐は切ってから茹でて水切りするのがポイント。余分な水分が抜けるだけでなく、だしもしみ込みやすくなり、ふっくら仕上がります。
ナメコあんかけ揚げ出し豆腐

ナメコと瓶入りナメタケをあんかけに使う、とろみが特徴のユニークなレシピです。豆腐には小麦粉をまぶして揚げましょう。片栗粉にくらべて繊細なやわらかい食感になりますよ。大根やニンジンも入れるので、食物繊維も摂れて、ほど良い食べ応えがある一品です。
揚げ出し豆腐のおろしダレ

だしにたっぷりの大根おろしを入れると、脂っこさを感じさせずさっぱり食べられます。瓶入りナメタケは濃いめに味がついているので、しょうゆは控えめでOK。カリカリの揚げレンコンが食感と見た目のアクセントになり、おもてなしにも喜ばれます。
たっぷり野菜あんかけの揚げ出し豆腐

揚げ出し豆腐だけでは物足りない、という方におすすめなのがこちらのレシピ。キノコ、ニンジン、ネギ入りで栄養満点かつボリュームがありますよ。豆腐の水切りは、キッチンペーパーに包んで15分程度置くのが良いでしょう。繊細な絹ごし豆腐は、茹でたり、重しをのせたりすると崩れてしまうことも。そのため、やさしく水分を抜くのがコツです。
揚げ出し豆腐のとろろがけ

すりおろした大和芋がねっとりと豆腐にからんで、口当たりが抜群の一品です。食感の違いを楽しめるのも良いですね。あんを作らず、しょうゆをかけていただく手軽さも魅力。絹ごし豆腐を電子レンジで水切りするため、忙しい日の時短も叶います。少ない材料でパパッと作りたいときにぴったりです。
揚げ豆腐のカニあんかけ

カニのむき身を贅沢に使う、豪華な揚げ出し豆腐です。チキンスープの素で中華風に味付けするので、いつもの揚げ出し豆腐とひと味違うレシピにチャレンジしたい方におすすめです。カニの旨みがあんに溶け込み、料亭のような味わいです。主役級のおいしさを食卓で堪能しましょう。
■だしを吸って格別の味わいに! 揚げ出し豆腐をマスターしよう
植物性タンパク質が豊富な豆腐を使った揚げ出し豆腐は、手軽に作れるのにごちそう感満載。
少ない材料で作れ、さらに野菜やキノコを足せばヘルシー度もアップします。基本をマスターして、今日の献立に取り入れてみませんか。