古江彩佳が売れ筋ドライバーに乗り換え! 「低スピンで曲がらない球が打てる」その実力とは?

「日本女子オープン」から国内女子ツアーに出場している古江彩佳が、きょうから開幕する「富士通レディース」にも参戦する。シーズン途中ながらも新ドライバーを投入したというので本人に話を聞いた。
新たに導入したのは『BX2 HT』(9.5度)。ドライバー市場において、国産メーカーとして唯一トップ5入りしている人気モデルだ。なぜシーズン途中で変更したのか、本人に理由を尋ねた。

「新しいドライバーは低スピンで飛んでくれます。前のクラブもとても良かったのですが、自分のスイングや感覚はやはり少しずつ変わります。そのあたりで悩んでいたこともあり、今回思い切って変えてみました。ヘッドのつかまりも良いですし、大きさも大き過ぎず小さ過ぎずで、自分には合っています。ドローも打てますし、あまり曲がらない球が打てるのかなと思います」(古江)

ブリヂストンのツアーレップである中原創一郎氏にも彼女の新ドライバーについて聞いた。

「初速は新モデルの方が出る印象ですね。4タイプある中で、最もやさしいモデルです。特徴はまずボールの上がりやすさ、そして彼女の持ち球であるドローボールの打ちやすさです。以前使っていた『B3 MAX』とは少し異なり、弾き感をより感じられる設計になっています。その結果、ボール初速はこちらの方が出やすく、実際に飛距離も伸びています。235ヤードほどだったのが242ヤードくらいまで届くようになっています」(中原氏)

ヘッドを見ると、ヒール側に鉛が貼られている。「微調整のために鉛を貼っています。もう少しヘッドのターンを促し、つかまり感を良くしたいという意図です。本当にわずかな調整で、貼っている鉛は1~2g程度だと思います」(中原氏)。

シャフトは、女子ツアーで人気の『スピーダーNX ゴールド50S』を採用。「ヘッドに合うものを選んだのですが、とても振りやすいですね。毎回、狙ったドローが打てるという感じです」と古江も絶賛する。

ボールは、スピン性能に優れたブリヂストンの『TOUR B XS』を使用。「アイアンショットなども含めて、全体的にスピンをかけられた方がいいと考えています。柔らかい方がイメージも出ます。特にピンを狙うショットではスピン性能が重要ですし、パターやアプローチ面でも硬くてパンと弾かれるようなボールはあまり好きではありません。私にとっては柔らかいボールの方がイメージが出やすい。そうした感覚を大事にして、このボールを選んでいます」(古江)。

昨年の同大会では、プレーオフの末に山下美夢有に破れた。今年は新ドライバーで勝利を手繰り寄せられるのか注目したい。

【古江彩佳のクラブセッティング】
1W:ブリヂストン BX2 HT(9.5度/スピーダーNX ゴールド 50S)
3W:ブリヂストン TOUR B JGR(15度/スピーダーNXグリーン 50S)※2019年モデル
7W:ブリヂストン B2 HT(21度/スピーダーNXブラック 50S)
4・5U:ブリヂストン B2 HT(22・25度/MCH 60S)
6U:ピン G430(30度/MCH 60S)
6I~PW:ブリヂストン 221CB(トラヴィル 85S)※2022年モデル
50・54・58度:ブリヂストン バイティングスピンプロト(MCI SOLID 85S)
PT:テーラーメイド スパイダーツアーX 
BALL:ブリヂストンTOUR B XS

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