
大一番を控えるバイエルンの守備陣に負傷者が続出しているようだ。16日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
ここまで6試合を消化したブンデスリーガで6連勝を飾り、連覇に向けて快調なスタートを切ったバイエルン。今季は国内カップ戦やチャンピオンズリーグを含む全てのコンペティションで全勝を記録しており、就任2年目を迎えたヴァンサン・コンパニ監督の下で盤石な強さを見せている。リーグ開幕7連勝を目指すバイエルンは今月18日に2位ドルトムントとのホーム戦を予定。ドイツの名門同士が激突する“デア・クラシカー”に注目が集まる。
そんななか、『ビルト』は大一番を控えるバイエルンの懸念点を指摘。「守備陣の人員構成に不安を抱いている」と報じつつ、コンディションが万全のディフェンダーがわずか5人のみであると指摘した。
同紙はドルトムント戦に先発するセンターバックをダヨ・ウパメカノ、ヨナタン・ターと予想。控えにはキム・ミンジェが入る見通しだ。その上で「問題は両サイドバックのポジション」と説明。現在コンパニ監督が右サイドバックとして起用できる選手はサシャ・ブイのみ、左サイドバックとして起用できる選手はコンラート・ライマーのみと述べている。
どうやらラファエル・ゲレイロは13日から全体練習を欠席しており、先週もジムでのリハビリメニューに専念していた模様。ドルトムント戦の出場が極めて微妙な状況であるという。また、右ひざ関節内側側副靭帯の損傷で離脱中のヨシプ・スタニシッチについても、現時点で次節での復帰は難しい見込み。当初はドルトムント戦での復帰を目標としていたものの、負傷から4週間経った今も全体練習には戻れていないようだ。
アルフォンソ・デイヴィス、伊藤洋輝の長期離脱組に加え、守備陣の負傷が続くバイエルン。ドルトムント戦はどのようなメンバーでディフェンスラインを構成するのだろうか。