空前バーディ合戦で悲願成就 天本ハルカが黄金世代15人目V「感謝の気持ちでいっぱい」

<パナソニックオープンレディース 最終日◇28日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6669ヤード・パー72>

空前絶後のバーディ合戦を制した。トップタイで出た天本ハルカが7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル19アンダーまで伸ばし、念願のツアー初優勝を果たした。
一時は首位と2打差以内に10人以上がひしめく大混戦となった。バーディを逃したものから脱落していく伸ばし合いで、天本は一歩も引かずに攻勢へ打って出た。単独首位で後半に入ると、12番までハーフを挟んで5連続バーディを奪取。一気に後続との差を広げた。

2打リードで迎えた最終18番パー3。ティショットはグリーン右のバンカーに入れるが、2打目を2.5メートルに寄せると、パーパットを落ち着いて決めて勝負あり。1998年度まれの黄金世代としては、今年の「アクサレディス」を制した臼井麗香に続く15人目の勝者となった。

「今シーズンの目標だった初優勝を挙げることができて、本当にうれしいです。いつもサポートしてくれている家族とチーム、そしてスポンサー様、応援してくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです」

浜野GCでのトーナメントレコードは2019年に記録された『-12』だったが、今大会では実に15人がそれを上回った。誰が頂点に立ってもおかしくない空前の大混戦を勝ちきったことは、これからのプロ生活において大きな自信になる。

18年には日本開催の最終予選会を勝ち抜いて「全米女子オープン」に出場。ツアー外の「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」にも参戦し、腕を磨いた。そこで実力をつけると、5度目の受験となった21年のプロテストに合格。スタートこそ同世代の仲間たちに遅れをとったが、悲願の初Vで大きな一歩を踏み出した。「これからたくさんの優勝を挙げられるように、頑張っていきます」。25歳が快進撃の狼煙(のろし)を上げた。

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