「ブラック」と呼ばれる会社にわざわざ入社 -『好きを仕事にする③』兵庫県宝塚市出身 市川祥子さん

市川さんは、兵庫県宝塚市出身、人からは「石原さとみさんに似ている」と言われる素敵な女性です。素敵なのも当然、市川さんは18歳~23歳の間、美容系の広告モデルを仕事とされていました。しかも、その後、大好きなサッカーの世界で、やりたい仕事を自分の力でゲットした方でもあります。さらに、渋谷のIT系広告代理店に勤務後、寿退社され、現在は幸せな家庭生活を送られています。と、書くと絵に描いたようなキャリアですが、そこには、『好きなことを仕事にする』ためにハードルを乗り越えてきた情熱や数々のチャレンジが溢れています。

しかも、お話を伺っていると「誰にも真似ができない」素質だけでキャリアを切り開いたわけでなく、就活に悩む大学生はもちろん、人気職業であるモデルやスポーツ界で将来活躍することを夢見る中高校生、「自分の好きなことを仕事にしたい」と考える社会人の方など、誰もが参考とできる努力の方法や心の持ち方等のヒントや工夫がたくさんあるように思えるのです。そんな、市川さんのキャリアを何回かに分けて紹介する第3回目です。
(過去記事はこちら→ https://www.thenews.ne.jp/detail/42870

美容系のモデルの仕事を続けながら、大好きだったサッカーにも自ら記事を書き続ける等の頑張りで仕事の領域を広げ、スポーツのラジオ番組のパーソナリティーも務めていた市川さん、23歳の時に転機を迎えます。ある日、ラジオ番組のゲストが急遽キャンセルとなり、代わりに快く出演を承諾してくれたのが、当時フットサルのボールやウェアの新興ブランド「SFIDA」を立ち上げた株式会社イミオの社長と役員の方でした。この時のご縁が後に、「モデルをしながらサッカー関連の仕事をする」ことから「直接サッカーの仕事をする」ことにつながります。

もう一つ、大きなきっかけが、サッカー関連の仕事が増えるほど「モデルさんなのにすごいね」と「モデルの割に」と見られる壁を感じ始めたことです。あジャーナリスト関係者の方からは「モデルだから注目を浴びているけどサッカーを本業とする人間から見れば甘い」旨のことを面と向かって言われたこともあるそうです。寝る間を惜しんでサッカーの試合をチェックしたり、サッカー関連の書籍を読み漁るなど、自分では努力していたつもりですが、周囲のそうした眼に対し、悔しい思いをしたこともあり、ついにモデルを辞め、「サッカー業界で働く」ことを決意します。

ここで市川さんが面白いのは、その時点での人脈やツテを使って、サッカー界の職を探すこともできたはずなのに、全く異なるアパレル業界の、それも「ブラック」と噂されるほど仕事のキツイ会社をわざわざ調べて入社したことです。
自分がいわゆる「一般的な会社で普通の社会人として」働いた経験がないため、サッカー関連の仕事をする前に、あえて厳しい環境で勉強するつもりでした。そして、短期間で学ぶために、1年と自分で期限を決め、「売上げトップになる」との目標を掲げました。
(つづく)

※当記事は、「NPO法人スポーツ業界おしごとラボ」理事長 小村大樹氏が主宰する「すごトーク」にて、2017年4月9日に市川祥子氏をゲストに迎え座談会を行った内容をもとに再構成しました。「すごトーク」はスポーツ業界に関心のある方向けに、人の交流を図ることを目的に定期的に開催されています。「すごトーク」にご関心をお持ちの方は、以下のサイトをご参照ください。

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