寝る時間を削り…『好きを仕事にする②』兵庫県宝塚市出身 市川祥子さん

兵庫県宝塚市出身の市川祥子さん(27)は、モデル、サッカー業界、IT系広告と様々な分野で、「人」のご縁を大切に、自分の「好き」を熱意で仕事とするキャリアを歩まれてきた方です。人からは「石原さとみさん似」と言われ、一方で「心はサムライ」(笑)と自他共に認める素敵な女性です。市川さんのキャリアは、人気職業であるモデルやスポーツ業界の仕事に関心のある中高校生、就活を考える大学生、さらには自分の好きなことを仕事にしたいと考える社会人の方々にもヒントとなると思います。

市川さんは、18歳からモデルをはじめ、22歳の時には美容系の広告モデルとして安定的に仕事をもらえるまでになりましたが、「新しいことをやりたい」と一念発起します。もともとサッカー観戦が好きだった市川さん、なんとか大好きなサッカーに関わる仕事ができないかと考えたのです。しかし、美容系のモデルですから、「サッカー関連の仕事をしたい!」と事務所のマネジャーに話すも、モデル事務所である以上、そのようなパイプは全くなく、何も手立てがありませんでした。

そこで、ブログに匿名で、大ファンだった柏レイソル、そしてサッカーに関する「男くさい」記事を1年間書き続けます。実際、新聞記者のオファーが来るほど、専門的かつ分析的、ある意味でファン独特のマニアックな記事だったようです。

1年経った後、1年分の記事をプリントアウトして営業担当の方に渡し、「これを営業ツールとしてサッカーの案件が取れるように動いていただけませんか?」と頼みます。こうして念願のサッカー案件の仕事をゲットしました。最初はラジオのパーソナリティーの仕事でした。

スポーツ系の話題を中心とする2時間のラジオ番組だったのですが、30分ほどのサッカーのコーナー枠をもらうことができました。逆に1時間半の他のスポーツコーナーも手を抜かないよう、できるだけリアルタイムでスポーツを観ることにこだわったので、寝る時間を削り、番組の準備に大変な労力がかかったそうですが、この仕事がきっかけで、フットサルイベントの司会をしたり、サッカーライターの方とのトークショーイベントのゲストや、サッカー記事の執筆、衛星放送のサッカー番組の仕事に関わったりとサッカー関連の案件が広がったそうです。サッカーイベントの司会をされた際に、元日本代表のいるフットサルチームに誘われたり、セルジオ越後さんの名前を噛んでしまったけど、かえって覚えてもらえたり、多くのサッカー関係者の方々とお会いするようになり、人脈も広がります。

失敗もたくさんしたそうです(笑)。生放送のラジオでは最初の頃、原稿を読むのになかなか慣れず、何度も噛んでしまったり。ラジオのゲストに来られた方々からオファー頂いた仕事を安易に引き受けてしまい、事務所に「相談しなさい」と怒られたり。大好きな柏レイソルに熱が入りすぎたブログを掲載し、対戦相手のサポーターから数々のお叱りを受けたり。香川真司選手がマンチェスター・ユナイテッドに入団する際に、大ファンだった韓国の朴智星選手が追い出される形になったので、香川選手の移籍に辛口なコメントをしたら業界関係者に注意されたり…。

自分の好きな仕事を自分の力でゲットし、忙しく失敗もありながら、得るものはとても多く充実した生活を送っていた市川さんですが、転機を迎えることになります。
(つづく)

当記事は、「NPO法人スポーツ業界おしごとラボ」理事長小村大樹氏が主宰する「すごトーク」にて、2017年4月9日に市川祥子氏をゲストに迎え座談会を行った内容をもとに再構成しました。「すごトーク」はスポーツ業界に関心のある方向けに、人の交流を図ることを目的に定期的に開催されています。「すごトーク」にご関心をお持ちの方は、以下のサイトをご参照ください。

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