罷免の前大統領を起訴=大手銀破綻で背任罪、混乱拡大―パラグアイ

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 【サンパウロ時事】南米パラグアイの検察は7日、前日に罷免されたペニャ前大統領(47)を背任などの罪で起訴した。パラグアイでは、大手デジタル銀行「ウエノ銀行」の経営破綻を発端に、預金返還や責任追及を求める抗議活動が拡大。市民と治安当局の衝突が連日発生し、混乱が続いている。
 検察によると、ペニャ氏は在任中、公的資金の預け先としてウエノ銀行が選ばれるよう不正介入した疑いがある。ペニャ氏は、過去に同行関連会社の株を保有していた経緯などもあり、検察は利益相反の疑いを理由に事情聴取していた。
 現地メディアによると、裁判所は7日、ペニャ氏の公判前の勾留を認めた。同氏は6日夜に自宅軟禁下に置かれたが、自宅周辺で治安当局と抗議する市民が衝突。大統領の警護を担う軍の敷地内に移されていた。
 後任として6日に大統領に就任したアリアナ前副大統領は「経済的に脆弱(ぜいじゃく)な人を優先に、補償措置を直ちに講じるよう指示した」と強調。国民に冷静な対応を呼び掛けているが、国内ではペニャ前政権幹部だったアリアナ氏の責任を問う声も上がっている。