ニュージーランド(NZ)議会(一院制、基本定数120)の総選挙が7日、行われた。即日開票され、ラクソン首相率いる中道右派の国民党を中心とする連立与党3党がリードしているが、過半数獲得は微妙な情勢だ。中道左派の労働党などの野党陣営と接戦のため、結果確定は今月下旬の見通し。新興中道勢力オポチュニティー党は初の議席獲得を確実にした。政権枠組みは連立交渉に委ねられる可能性がある。
選挙は、比例代表をベースとした小選挙区比例代表併用制で実施。当選者は基本定数の120を上回る130程度となる公算が大きい。
選管によると、開票率98%段階の暫定的な議席見込みは、国民党42、ACT党13、NZファースト12で、与党合計は67。これに対し、労働党35、緑の党16、先住民政党・マオリ党5で、野党合計は56。オポチュニティー党は7。在外投票を含む全投票の集計後に変動する可能性があり、与党の過半数確保は未確定だ。
ラクソン氏は支持者に対し「われわれは次期政権への途上にあるが、まだ差が小さ過ぎる」と述べ、確定結果を待つ意向を示した。労働党のヒプキンス党首も「次期政権の形はまだ分からない」と述べた。
連立交渉にもつれた場合、オポチュニティー党がキャスチングボートを握りそうだ。ウォン党首は支持者に「皆さんが国を良く変えるよう投票してくれた」と語った。
〔写真説明〕7日、ニュージーランドの首都ウェリントンで、総選挙の投票所に入る人々(AFP時事)
〔写真説明〕6日、オークランドで開かれた総選挙前最後の遊説で支持者に手を振るニュージーランドのラクソン首相(右)(AFP時事)