トランプ大統領「民主党圧倒すべき」=最後の週末、支持呼び掛け―米中間選挙、3日投開票

豪雨災害の激甚化 内水氾濫とは

 【ワシントン時事】米中間選挙(11月3日投開票)前の最後の週末となった10月31日、トランプ大統領は「急進左派の民主党を圧倒しなければならない」と岩盤支持層に投票を呼び掛けた。上下両院で多数派奪還を目指す野党民主党が攻勢を強め、与党共和党が苦戦を強いられる中、最後のてこ入れを図った。
 トランプ氏は同日、南部フロリダ州のゴルフ場で午前を過ごし、午後は激戦となっている中西部ミシガン、オハイオ両州などの支持者に向けた「電話集会」を開催した。自身のSNSにも次々に投稿し、投票を促した。
 11月1日には、同じく激戦の中西部アイオワ、カンザス両州を訪れ、現地で演説を行う。両州訪問は一度キャンセルし、約20州への電話集会へ切り替えたが、方針を転換した。
 選挙戦では、イラン攻撃や物価高を背景に共和党候補が逆風にさらされている。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた世論調査の平均値では、トランプ氏の支持率は10月31日時点で38.6%にとどまり、不支持率は59.4%に上る。共和党候補者の間では、トランプ氏の応援がかえって支持者の反発を招くとして距離を置く動きもあり、米メディアは「接戦ではトランプ氏の訪問はリスクだ」との見方を伝えた。
 一方、民主党はトランプ氏の低支持率を追い風に、政権批判票の取り込みを急ぐ。オバマ元大統領も激戦州を回り、「トランプ政権に歯止めを」と訴えてきた。
 フロリダ大の集計では、期日前投票をした有権者は31日時点で5200万人を超え、中間選挙としては過去最多となった。内訳は民主党支持者が共和党支持者を上回っている。選挙分析機関クック・ポリティカル・リポートによれば、下院は民主党優勢の選挙区が222議席で半数を超える。上院選は激戦7州が勝敗を左右する見通しだ。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=10月30日、南部フロリダ州デイトナビーチ(AFP時事)