約1年半ぶりに戦線復帰…クルゼフスキ「普通の人のように階段を上れなかった」

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 トッテナム・ホットスパー(スパーズ)のスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキが、長期離脱を振り返った。30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 2022年1月のスパーズ加入後、攻撃の中心を司ってきたクルゼフスキだが、2025年春に右ひざの手術を受けて以降、長期の戦線離脱を強いられた。昨シーズンを丸々棒に振り、現役引退も危惧された26歳は、20日の第7節コヴェントリー戦で526日ぶりとなる公式戦出場を果たすと、25日の第8節チェルシー戦でもわずかな時間だが終盤ピッチに立った。

 クルゼフスキはクラブ公式チャンネル『Spurs Play』のなかで負傷中の生活を振り返り、「1年と数カ月が経っても、まだ普通の人のように階段を上れなかった。でも僕はサッカーをしなければいけない。頭の中では諦めるつもりはなかったけど、『もしこれがうまくいかなかったらどうするのか』とも考えなければいけなかった」と告白。スパーズが24-25シーズンのヨーロッパリーグ制覇を祝うパレードのときには、トイレにも歩いて行くことができず、「おそらくこの道のりで最もつらい部分だった」と明かした。

 同選手は続けて、状況が変わった契機、そして復活に至る道のりを次のように振り返った。

「スウェーデンの理学療法士に会いに行ったんだ。彼が僕の神経系を変えてくれて、そこから感覚が違ってきた。その前日は痛かったエクササイズに痛みを感じなくて、部屋にいた妻のところに行って言ったんだ。『もう大丈夫だ、やれるよ』ってね」

「痛みは若干残っていたけど、以前とは違っていた。脚をコントロールできるようになって、その夏から本格的な地道な取り組みが始まった。サッカーを再開して、毎日良くなっていった。足を引きずったり、色々あったけど、もう以前とは違っていた」

「クラブも僕の回復ぶりに感心してくれた。たくさん助けてもらって、短期間でずっと強くなれた。『この選手はもうサッカーができないだろう』と言われていた状態から、ほんの数週間で本当に良いプレーができるようになったんだ」

 また、スウェーデンの大先輩ズラタン・イブラヒモヴィッチ氏もリハビリを勧めるなど、クルゼフスキの復活を手助けしたという。「そう、信じられないような話だよ。このケガとどう付き合い、どう対処するか、毎晩寝る前に1時間ストレッチをすることなど、少しずつ分かってきた。どうすれば助けになるのかも理解し始めている」と今は自身の体とうまく向き合えていることを明かし、「自分は戦えると分かっている。それは努力を積み重ねてきたからだ。1年間努力してきたから不安はないし、準備ができると分かっている。ひざも強くなっているよ」と完全復活への意気込みを示した。