「仮面ライダーアギト」25年ぶり新章、Prime Video配信中 要潤×賀集利樹が再集結 “超能力戦争”に挑む【アギト-超能力戦争-】

”滝のように降る雨”増加傾向に

仮面ライダー生誕55周年記念作『アギト-超能力戦争-』が、10月28日よりPrime Videoにて見放題配信を開始。要潤演じる氷川誠と賀集利樹演じる津上翔一が、人々の超能力が暴走する新たな戦いに挑む。本記事では、25年の時を経て紡がれる物語の魅力を紹介する。

◆「アギト-超能力戦争-」超能力者の暴走が生む“不可能犯罪”

半凍死と半焼死。相反する死の痕跡が、一つの遺体に刻まれるという不可解な事件が発生する。その正体は、次々と目覚めた超能力者たちの暴走によって引き起こされた、前例のない“不可能犯罪”だった。事態を受けて出動したのは、警視庁未確認生命体対策特殊武装班、通称・Gユニット。若手隊員の葵るり子(ゆうちゃみ)は、最新鋭の特殊強化装甲服・G6を装着して超能力者たちに挑むが、その圧倒的な力を前に撤退を余儀なくされる。

Gユニット管理官の小沢澄子(藤田瞳子)が必要だと考えたのは、かつてG3を装着して戦った氷川誠(要)。しかし、氷川はとある罪によって刑務所に収監されていた。さらに、かつて未知の力でアンノウンと戦った津上翔一(賀集)も、すでにアギトの力を失っている。切り札となるはずの2人が戦う力を持たない中、人類の進化をめぐる新たな物語が動き始める。

◆「仮面ライダーアギト」25年の時を経て新章

2001年から2002年にかけて放送された『仮面ライダーアギト』は、記憶喪失の津上翔一/仮面ライダーアギト、仮面ライダーになろうとする氷川誠/仮面ライダーG3、仮面ライダーになってしまった葦原涼/仮面ライダーギルスを軸に、人類の進化にまつわる謎を描いた作品である。

平成以降の仮面ライダー作品で、現在も破られていない最高平均視聴率11.7%を記録。平成仮面ライダー初の映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』も制作され、シリーズの可能性を広げた。本作では要や賀集に加え、小沢役の藤田、北條透役の山崎潤、尾室隆弘役の柴田明良らも出演。懐かしい顔ぶれが重ねてきた年月そのものが、物語に深い説得力をもたらしている。

◆特殊能力を持たない氷川誠が示す“覚悟”

本作の中心に立つのは、アギトへ変身する翔一ではなく、特殊な力を持たない警察官・氷川である。生身の人間でありながら強化装甲服をまとい、強大な敵へ何度でも立ち向かってきた氷川。その真っすぐな正義感と、どれほど追い詰められても諦めない不器用な強さは、25年を経ても色褪せない。

力を持つ者が暴走する世界で、力を持たない者は何ができるのか。超能力の強さではなく、恐怖の中でも一歩を踏み出す意志をヒーローの条件として描く構図が胸を打つ。若き日のひたむきさを残しながら、年月を重ねた要だからこそ表現できる重みも大きな見どころ。人間の進化を描いてきた『アギト』ならではの、“力”と“信念”の対立が描かれる。

◆ゆうちゃみ、映画初出演でG6装着 新世代の戦いを体現

氷川の後輩であるGユニットの若手隊員・葵るり子を演じるのは、本作が映画初出演となるゆうちゃみ。最新鋭のG6を装着し、制御不能な超能力者たちとの危険な戦いへ飛び込んでいく。

圧倒的な力を持つ敵を前にしても、警察官として戦おうとするるり子の姿は、氷川が歩んできた道とも重なる。歴戦の氷川と若きGユニット隊員、そして力を失った翔一。異なる立場に置かれた3人の間に生まれる化学反応が、物語を懐かしむだけでは終わらない、新世代のドラマを作り出している。

◆超能力アクションと人間ドラマが融合 オリジナルスタッフ再集結

監督は、テレビシリーズ『仮面ライダーアギト』と『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』を手掛けた田崎竜太氏(※「崎」は正式には「たつさき」)。脚本もテレビシリーズのメインライターを務めた井上敏樹氏が担当し、音楽には佐橋俊彦氏が参加する。作品の核を築いた制作陣が再び向き合うことで、『アギト』らしい壮大な謎と濃密な人間ドラマが現代に立ち上がる。超能力が飛び交うスケール感あふれるアクションと、その力に翻弄される人間たちの葛藤。派手な戦闘の奥で、正義とは何か、進化は人類を幸せにするのかという問いが突きつけられる点も、本作ならではの魅力だ。

特殊な力を失った翔一、とある罪で囚われた氷川、G6をまとって初陣へ挑むるり子。絶望的な状況の中、彼らは暴走する進化を止められるのか。25年の時が刻まれた俳優陣の表情と、世代を超えて受け継がれるヒーローの覚悟をPrime Videoで見届けてほしい。