名阪国道とセットの大動脈「西名阪道」もはやボロボロ!? 開通約60年で“終日車線減”の大規模リニューアルに着手 渋滞必至か

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NEXCO西日本が、西名阪道の一部区間で大規模リニューアル工事を本格スタートすると発表しました。まずは松原JCT~柏原IC間で、終日車線規制を伴う工事に取りかかる計画です。

松原JCT~柏原IC間から工事始動へ

 NEXCO西日本は2026年10月23日、西名阪道の松原JCT~柏原IC間において、大規模なリニューアル工事に本格着手すると発表しました。これに伴い、2027年からは同区間で終日車線規制などの交通規制も行う計画です。

 西名阪道の松原JCT~天理IC間は、1969(昭和44)年に供用を開始。天理ICで接続する「名阪国道」とともに、阪神圏と中京圏を結ぶ大動脈として機能しています。整備から約60年が経過し老朽化しているうえに、交通量の増加や車両の大型化などにより、橋梁などの道路構造物の損傷が著しい状況だといいます。

 路面から橋の下面まで貫通するひび割れや陥没、コンクリートの剥落(はくらく)による内部の鉄筋の露出・腐食など、床版の構造本体に多くの損傷が発生しており、抜本的な対策が必要とのことです。

 そこでNEXCO西日本は、同区間の大規模なリニューアル工事に本格着手することを決定。まずは2027年より、松原JCT~柏原IC間での工事がスタートします。

 工事では、老朽化した橋の床版をより耐久性の高い「PC(プレストレストコンクリート)床版」へ取り替えるほか、床版の厚さのアップや、高性能な防水の施工などの補修もあわせて行い、長寿命化を図る計画です。

 一方、本区間は1日当たりの交通量が5万台以上にも及ぶ重要路線であるため、通行止め規制は行わず、6車線のうち2車線を封鎖、4車線を確保する終日車線規制で対応する想定。交通への影響を極力抑えつつ、施工帯を分割しながら工事を進めるとしています。

 ただし、期間中は本線部の車線幅が3.5mから3.25mに減少するほか、制限速度も50km/hに規制される予定です。さらに、ゴールデンウィークやお盆期間、年末年始などの時期には大規模な渋滞も発生する見込み。加えて、通常期は大規模な渋滞の予測はないものの、平日の朝夕および休日の夕方には混雑が予想されると説明しています。

 なお、工事日程などの詳細は12月にも追って公表される見通しです。NEXCO西日本は工事に伴う車線規制について、周辺区間での速度や車間距離への注意や、混雑期における利用日や時間帯の変更などを呼び掛けています。また、並行する第二阪奈道路や南阪奈道路などへの迂回の検討も呼びかけていますが、通行料金の調整などは行わないとしています。