ANAホールディングスが2026年10月29日、北海道を拠点とするAIRDO、宮崎を拠点とする航空会社ソラシドエアの2社をグループ企業とする持株会社「リージョナルプラスウイングス」の完全子会社化に向けた基本合意書を締結したと発表しました。
AIRDOとソラシドエア、ANA傘下へ
ANA(全日空)などを傘下に持つANAホールディングスが2026年10月29日、北海道を拠点とするAIRDO、宮崎を拠点とする航空会社ソラシドエアの2社をグループ企業とする持株会社「リージョナルプラスウイングス」の完全子会社化に向けた基本合意書を締結したと発表しました。
ANAグループとAIRDO、ソラシドエアは、これまでも資本関係やコードシェアなどを通じて協力関係を構築してきました。一方で完全子会社化に向けた検討の背景として、国内航空事業を取り巻く環境の大きな変化を挙げています。コロナ禍以降、本格的な人口減少やビジネス需要の低下に加え、燃油費や人件費といったコストの高騰、さらに環境対応やDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資負担が増加しているといいます。
ANAグループによる完全子会社化が実現した場合には、AIRDO・ソラシドエアが培ってきた航空ネットワーク、地域との繋がり及び事業運営上の強みとANA グループが有する航空ネットワーク、販売力、レベニューマネジメント、調達力等に関する知見・ノウハウや経営資源を組み合わせ、国内旅客事業において、安定的な事業基盤の確立と収益構造の改善により持続的な成長を目指すとしています。
なおANAホールディングスによると、当面は、AIRDO・ソラシドエアの各ブランドを維持しながら、事業計画の策定や収入管理、調達、施設構築・維持管理における連携・機能統合を進める一方で「中期的な戦略としては、グループ全体の持続的な成長と更なるシナジー創出を実現すべく、ANA ブランドへの統合も視野に検討を進めてまいります」としています。
なお、正式な株式交換の実施は、2026年12月下旬に予定されている最終契約の締結や、関係法令上の手続きなどが完了することが前提となるとしています。