すすきの看板キャバ嬢が名古屋に移籍…愛咲えまが銀座・六本木のオファー選ばなかった理由 泣きながら親に電話した新人時代

日本の造船企業が活躍する鍵とは

名古屋のキャバクラ「グラマラスオーバー」で新たなスタートを切ったキャバ嬢・愛咲えま。北海道・すすきので約6年のキャリアを重ね、グループを代表する存在として活躍した彼女が選んだ次なる舞台は名古屋だった。昼職との掛け持ち時代や先頭に立ち続けるプレッシャー、そして新たな地への移籍を決断した背景や夢を叶える秘訣を聞いた。【インタビュー全2回の1回目】

◆昼職との掛け持ちからスタート

― キャバ嬢としてのキャリアをスタートしたきっかけを教えてください。

えま:きっかけはすごくシンプルで、お金をもっと稼いでみたいと思ったからです。双子の姉が先にこのお仕事をしていて、「やってみたら?」と勧めてもらったことがきっかけでした。最初はここまで長く続けるとも思っていなかったですし、お店の中心的な存在を目指していたわけでもなかったんです。でも、実際に働いてみると、頑張ったことが数字として結果に出るところだったり、人との関わり方だったり、仕事としてすごく奥が深くて。気づいたら本気で向き合うようになっていました。

― 始める時に不安や迷いはありましたか?

えま:もちろんありました。姉がやっていたので全く知らない世界ではなかったんですけど、実際に自分がやるとなると、お客様にどう接したらいいのか、自分が通用するのかという不安はありました。でも続けていくうちに、自分なりの接客だったり、お客様との距離感だったりが少しずつ分かるようになりました。

― 最初はお昼のお仕事とも掛け持ちされていたそうですね。

えま:そうですね。お昼と掛け持ちしていた時はどうしても休めず溜まって、どっちも中途半端になってしまっていました。その時にお昼のお仕事で「正社員になってほしい」と声をかけてもらったんですけど、中途半端に正社員になっても迷惑をかけてしまうなと思い事情を話して、キャバクラ1本にしました。

◆お酒の失敗や苦労を経て学んだ「人との向き合い方」

― このお仕事を通して一番成長したと感じる部分はどこですか?

えま:一番は人との向き合い方だと思います。この仕事って、見た目だけ磨いても続かないと思っていて。お客様によって性格も違えば求めていることも違うので、一人ひとりとちゃんと向き合うことの大切さをすごく学びました。それは仕事だけじゃなくて、普段の人間関係でも活きています。

― 接客面で具体的に意識していることはありますか?

えま:お客様の反応を見て、例えばちょっとMっぽい方だったら強気でいったり、がめつい子が嫌いなタイプの方には謙虚にいったり。特に一度来た方の好みや性格を忘れないように気をつけています。このお仕事を頑張ろうと思ってからは、タバコの銘柄を覚えておいて切らした時に渡せるようにしたり、スタッフさんにすぐ頼めるようにしたりしています。私はタバコを吸わないので、最初はiQOSを出したお客様にライターを出してしまったこともありました(笑)。

― そうなんですね(笑)。お酒は最初から強かったんですか?

えま:お酒は元々一切飲まないタイプで、仕事を始めるまでは外に飲みに行ったこともなかったです。なので最初はお酒に苦戦しましたね。すぐ酔っちゃって自分が泣き上戸なのが分かったり、テキーラをめっちゃ飲んだ時にトイレで泣きながら親に電話していたこともあったりしたみたいで(笑)。そこからだんだん強くなっていって、今はなんとかやっています。

― もし、当時の自分にアドバイスをするなら何を伝えたいですか?

えま:「そんなに焦らなくて大丈夫だよ」と言いたいです。最初は周りと比べたり「もっとこうしなきゃ」と思ったりしたこともありました。でも長く応援してくださる方って、結局は自分らしい部分を好きでいてくださるんですよね。だから「無理に誰かになろうとしなくていいよ」と伝えたいです。

◆北海道から名古屋へ移籍

― 北海道・すすきので約6年活躍され、今回名古屋へ拠点を移されましたが、そのきっかけは?

えま:ありがたいことに銀座や六本木など他の場所からもお声をかけていただいて、上京も少し考えました。そんな中で名古屋のお話をいただいて。東京も条件面はもちろん魅力的だったんですけど、1番大きかったのは社長さんの存在です。移籍する前から本当に親身になってくださって、その献身的な対応にすごく感銘を受けました。「この人のいる環境なら、ここで頑張りたい」と思えたことが1番の決め手です。最後は場所や条件だけじゃなくて、誰と一緒に頑張りたいかだったと思います。

― 長年通ってくれたお客様と離れる寂しさや不安はありませんでしたか?

えま:指名くださって6年になるお客様も何名かいて、毎月のように会いに来てくれていた方が来られなくなるし、「もう最後だね」という話を聞いていたらすごく寂しくなりました。

― 前のお店の社長さんにも相談されたのでしょうか?

えま:はい、辞めるお店の社長さんともすごく仲良くさせてもらっていたので、移籍を悩んでいる状態で全部相談しました。「その条件ならいいと思う」「応援するよ」と後押ししてくれて。その社長さんも名古屋に遊びに来てくれる予定です。辞めてからも昔のお店に遊びに行きたいですし、これまでの恩返しもしていきたいです。

― 実際に「グラマラスオーバー」で働き始めてみて、いかがですか?

えま:移籍を決める前から感じていましたけど、やっぱり人の温かさをすごく感じます。新しい土地、新しいお店なので最初は不安もありましたけど、社長さんをはじめスタッフさんたちも本当に親身になってくださるので、「1人で頑張っている」という感覚があまりなくて。女の子たちも「噂で聞いてたよ」「北海道から来たの?」と話しかけてくれて、すごくありがたかったです。

◆看板を背負い続ける重圧と挫折を乗り越えて

― これまでのキャリアの中で、ターニングポイントとなった瞬間はありますか?

えま:私の場合は、多くの支持をいただけるようになったことより、その位置に立ってからの時間だったと思います。大きな目標を達成するまではそこを目指して走れるんですけど、実際に結果を出してみると、今度はその期待に応え続けるプレッシャーがありました。目標って達成して終わりじゃなくて、そこから続けることの方が難しいんだなって。その経験で、仕事に対する考え方はすごく変わりました。

― 具体的にどのように考え方は変わりましたか?

えま:感謝と、謙虚さはすごく大事だなと改めて感じました。この仕事は人対人だから、がめつく行きすぎたらお金しか見てないと思われてしまう。一時期は結果を出すために「今月厳しい」「これだけ頑張りたい」と言っちゃった時もあったんですけど、それってお客様に負担をかけているだけで。お客様から「応援してあげたい」と思ってもらえるキャストになりたいなと思いました。

― これまでで1番辛かった経験と、それを乗り越えたストーリーを教えてください。

えま:約2年半グループで働かせていただいて、楽しいことも本当にたくさんありました。でも、「結果を維持し続けなきゃいけない」というプレッシャーがありました。結果ははっきり出ますし、お客様との関係も一人ひとり違うので思うようにいかなくて悩むこともありました。

あとはお酒ですね(笑)。二日酔いになるまで飲んで、また次の日も元気に出勤するのは普通に辛かったです(笑)。でも続けていく中で、毎日完璧じゃなくても、自分ができることを1つずつ積み重ねることが大切だと思うようになりました。何より応援してくださるお客様がいたから続けられたと思っています。

― 落ち込んだ時はどうやって立ち直っていますか?

えま:1回ちゃんと落ち込みます(笑)。無理に「大丈夫!」と思い込もうとするより、1回自分の中で受け止めます。でもずっと引きずっていても何も変わらないので、落ち込んだあとは「じゃあ次どうしよう?」って考えるようにしています。

◆愛咲えまの夢を叶える秘訣

― それでは最後に、今夢を追いかけている読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。

えま:私は大きな夢があって、この仕事を始めたわけではありません。でも、目の前のことを1つずつ頑張っていたら、自分でも想像していなかった場所まで来ることができました。だから最初から完璧な目標がなくてもいいと思っています。小さなことでも自分が決めたことを続けること。それと「やってみたい」と思った時に、怖くても1歩踏み出してみること。私にとって今回の名古屋への移籍も、その1つだと思っています。

― えまさんのこれからの夢を教えてください。

えま:将来の夢は素敵な人のお嫁さんになることです(笑)。今はこの仕事を一生懸命頑張っていますけど、この仕事だけが人生のすべてだとは思っていなくて。私は料理をすることがすごく好きなので、将来的には栄養士など、食に関する資格も取ってみたいと思っています。仕事でもプライベートでも、その時の自分が本当に好きだと思えることを大切にしたいです。

― ありがとうございました。

お店の看板を背負い続けるという重圧から逃げず、人との向き合い方や謙虚さを大切にし続けてきた愛咲えま。現状に甘んじることなく、新たな挑戦の場として名古屋を選んだ彼女の誠実さと芯の強さは、新天地でも多くの人々を惹きつけていくはずだ。(modelpress編集部)