韓国のハンファグループは2026年10月15日、レーザー対空兵器「天光(チョングァン)」を用いてドローンを撃墜する実演を行ったと発表しました。
世界で初めて配備されたレーザー兵器の実力は?
韓国の防衛企業であるハンファシステムは2026年10月15日、レーザー対空兵器「天光(チョングァン)」を用いてドローンを撃墜する実演を行ったと発表しました。実演は、陸軍本部主催の「アーミー・タイガー・プラス(Army TIGER+)未来戦統合戦闘遂行訓練」で実施されました。
実演に参加したレーザー対空兵器ブロック1「天光」は、韓国国防科学研究所(ADD)が開発し、ハンファシステムが試作事業者として製造した装備です。同社は、同システムを世界初の実戦配備型レーザー兵器とアピールしています。
実際の実戦投入という点では、イスラエルのレーザー迎撃システム「アイアンビーム」の方が先行しています。ただし、同システムが引き渡されたのは2025年12月であり、2024年末に配備が開始された天光の方が先に配備されたといえます。
今回の迎撃実演では、出力30kW級の「戦闘車両搭載型高エネルギーレーザー砲」が使用されました。視察団が見守る中、投入されたドローン3機すべての迎撃に成功し、迎撃率100%を達成。その高い迎撃性能を示しました。
なお、ドローンを撃墜するまでのレーザー照射にかかるコストは約2000ウォン(約200円)とされています。1発当たり数百万円から数千万円する対空ミサイルはもちろん、1発数十万円の機関砲弾と比べても大幅に安価であり、極めて高いコストパフォーマンスを誇ります。ただし、これは照射のみの価格であり、電力チャージや冷却システムの維持管理などの費用は別にかかります。
さらに、ハンファシステムは、海外顧客向けに開発を進めている「50kWレーザー装甲車」も併せて公開しました。同車両は、海外顧客の要求を反映し、機動性と出力を同時に向上させた次世代レーザーソリューションです。2027年までに開発を完了する予定としています。
【炙る感じ!?】これが、レーザー兵器でのドローン撃墜です(動画)