中央道「新小仏トンネル」かなりできてきた!? 日本有数の渋滞ポイント撲滅へ加速!深い谷間には“巨大やじろべえ”出現

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中央道(東京~神奈川)における渋滞対策の進捗状況が公表。上り線の小仏トンネル付近では「新小仏トンネル」の東側が貫通しました。下り線の相模湖付近でも橋梁工事などが着々と進んでいます。

上り線「新小仏トンネル」東側が貫通

 国土交通省 相武国道事務所とNEXCO中日本らは2026年10月19日、第14回「中央道渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」を開催。中央道の東京~神奈川県区間における渋滞対策の進捗状況を明らかにしました。

 特に渋滞が深刻な上り線の小仏トンネル(神奈川・東京都県境)付近では、既存トンネルとは別に新しいトンネルを建設し、付加車線を設置して片側3車線化する対策が進められています。対策区間は約5kmにおよびます。

 このうち、新設される「新小仏トンネル(仮称)」は、2026年2月に東坑口側が貫通。西坑口側は地山の状態から掘進に時間を要しているものの、作業用の小さなトンネル(作業坑)を先行して貫通させ、工事の促進を図っています。

 トンネル以外の区間でも工事は進んでいます。本線から深い谷間をまたいで新小仏トンネルの西坑口に接続する「新底沢大橋(仮称)」では、橋脚の建設が6基中4基で進み、2基はすでに完成して橋桁を架ける工事にも着手しています。本線に並行して、橋脚上から“やじろべえ”のように橋桁を徐々に伸ばしていく工事が始まっています。

 トンネルの東側は、最も左の車線になる付加車線がそのまま八王子JCTで圏央道に直通する線形となる予定です。このため既存の橋を拡幅する工事や、道路の路肩を広げる切土工事などが行われています。

下り線 相模湖付近も工事が本格化

 一方、下り線の相模湖付近も、観光シーズンを中心に激しい渋滞が発生する箇所です。こちらでは約2kmの区間で付加車線を設置する工事が進められています。

 区間内で最も長い橋梁である相模湖高架橋では、拡幅のために橋脚を新たに建設する工事が行われており、13基のうち10基で着手済みです。工事にあたり、並行する国道20号のヘアピンカーブを短絡する形で仮設の迂回路が設けられ、2026年8月から運用を開始しています。通行止めになったヘアピンカーブ部分を工事ヤードに転用することで、施工の加速が期待されます。

 このほか、東京側では三鷹バス停付近(上り線)や日野バス停付近(下り線)でも付加車線設置に向けた設計が進められています。NEXCO中日本は、トンネル新設や付加車線設置といったハード対策には時間がかかるため、渋滞予測アプリの活用やお得なETC割引プランといったソフト対策もあわせて実施し、渋滞緩和に取り組んでいくとしています。