日本市場向けディズニークルーズ新造船の船名が決定しました。2028年度の就航を目指し、日本最大規模のクルーズ船建造が進みます。
14万総トン級の日本最大級クルーズ船
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)と同社子会社のオリエンタルランド・クルーズは2026年10月14日、日本市場向けに投入するディズニークルーズの新造船の船名が「ディズニー・イマジネーション」になると発表しました。
同船はディズニー・クルーズライン・ジャパン初のクルーズ船として2028年度の就航を予定。発着地となる東京国際クルーズターミナルで開かれた記者会見で髙野由美子会長兼CEO(最高経営責任者)は「この東京国際クルーズターミナルから、私たちのクルーズ船がたくさんのゲストの笑顔をのせて就航します」と強調しました。
「ディズニー・イマジネーション」は日本船籍船では過去最大規模となる14万総トン級の新造クルーズ船。建造を手掛けているのはドイツの造船所マイヤー・ベルフトです。オリエンタルランドの投資額は船の建造費を中心に約3300億円で、船舶管理や運航管理は邦船大手の日本郵船グループが担います。
同船の客室数は1250室で、乗客定員は4000人、乗組員数は1500人。2022年に就航した米ディズニー・クルーズライン初のLNG(液化天然ガス)燃料クルーズ船「ディズニー・ウィッシュ(Disney Wish)」(14万4256総トン)をベースとしており、オリエンタルランド・クルーズは米ディズニーと協力しながら日本籍船の仕様に向けた詳細設計や船内のコンテンツ、デザインなどの調整を進めています。
2028年度就航へ向け着々と
航路は東京港・東京国際クルーズターミナルを発着する2-4泊程度のショートクルーズがメインとなっています。クルーズ代金は、キャラクターとの体験や食事、プール、レクリエーションなどを含んだオールインクルーシブを想定。最も多い客室タイプで1人1航海あたり10-30万円台の幅広い価格帯を用意します。
オリエンタルランド・クルーズの椎葉亮太郎社長は、「日本の観光レジャーにおける平均的な宿泊日数は約1.7日となっている」とし、ショートクルーズがメインのクルーズは「身近な旅行の延長としてご利用いただきやすい」と説明しました。「ディズニー・イマジネーション」ではディズニー・クルーズライン・ジャパンならではのコンテンツが提供されることも期待できます。
「これまで大人がゆっくり楽しむイメージだったクルーズの旅を、お子様からお年寄りまで、誰もが主役になれるファミリーエンターテインメントクルーズにする。そんな新しい文化を根付かせる」ーー髙野会長はこう強調しました。