ボイスフィッシング被害金洗浄か=仲介役、ベトナム籍の女逮捕―国際捜査でマネロングループ摘発・警察庁

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 金融機関を装う電話で口座情報を盗む詐欺「ボイスフィッシング」の被害金を資金洗浄(マネーロンダリング)したとして、警察庁サイバー特捜部や埼玉県警などの合同捜査本部は13日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで、ベトナム国籍の女(34)を逮捕したと発表した。日本側の情報提供により、ベトナム当局が女とつながりのあるマネロングループ7人を摘発した。
 警察庁によると、逮捕されたのは、東京都在住の無職グエン・テイ・フオン被告。同罪などで起訴され、2025年3月にボイスフィッシングの被害金計3000万円を資金洗浄したとされる。詐欺の実行役らのグループとマネロングループを仲介し、他にも数千万円の資金洗浄に関与した疑いがあるという。
 詐欺グループは金融機関を装い、国際電話で「ネットバンキングの更新時期だ」などと自動音声で電話し、応答した企業にメールで偽のホームページのリンクを送付。入力させたIDやパスワードで管理する口座に不正送金していた。
 詐取した資金は、フオン被告が紹介したベトナムのマネロングループの口座に転送。複数口座を経由して最終的に日本国内のATMからベトナム人出し子が引き出し、暗号資産などの形で詐欺グループに還流されていた。
 不正送金から数時間以内に引き出されており、同庁は口座凍結を免れるため仲介役のフオン被告が重要な役割を果たしたとみている。被告やマネロングループは詐取金の数パーセントを報酬として受け取っていた。