【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、3日午前6時半(日本時間同)ごろ、北朝鮮東部・江原道元山周辺から日本海に弾道ミサイルが発射された。日本の防衛省は、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられると発表。北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長は談話を出し、「中距離戦略ミサイル」の発射訓練を行ったと明らかにした。
防衛省によれば、ミサイルは最高高度約90キロで、約680キロ飛んだ。韓国軍は700キロ以上飛行したとしている。航空機や船舶への被害は確認されていない。日本政府は「ミサイル発射は国民の安全に関わる重大な問題だ」として、北朝鮮に厳重抗議した。
朝鮮中央通信によると、与正氏はミサイルが低高度で軌道を変える変則的な飛行能力を持つと説明。金正恩総書記が訓練を視察したと明らかにした上で、日韓当局がミサイルを途中で見失ったと主張した。「われわれが保有するミサイルの特殊な飛行方式の優位性が検証された」と強調した。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は、9月20日に短距離弾を撃って以来。北朝鮮は南北軍事境界線付近での爆発を巡り、韓国軍が北朝鮮の地雷が原因だと断定したことに反発。ミサイル発射で韓国に対抗した可能性もある。
〔写真説明〕北朝鮮の金与正朝鮮労働党総務部長=2022年8月、平壌(AFP時事)