首都に迫る“高速侵入者”をF-16が緊急撃墜 ウクライナが最新鋭ドローンの迎撃画像を公開

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ウクライナ国防省は2026年9月25日、ジェット推進型のドローンをF-16が撃墜した際の画像を公開しました。

ジェット推進型の攻撃が本格化

 ウクライナ国防省は2026年9月25日、ジェット推進型のドローンをF-16が撃墜した際の画像を公開しました。

 ロシア軍はこれまで、イラン製のシャヘド136や、同機をロシア国内で生産したゲラン2など、プロペラ推進で自律飛行が可能な自爆ドローンを、長距離攻撃に巡航ミサイルなどと組み合わせて使用していました。

 ところが、2026年に入ってからは、ゲラン4およびゲラン5など、ジェット推進に切り替えた自爆ドローンを生産し、実戦に投入しています。特に、もともとジェット推進型として設計されたゲラン5については、8月頃から本格的に使用され始め、インフラ破壊において脅威となっています。

 この機体は、最大950kmの航続距離を持ち、巡航速度は450~600km/hに達するとされています。この速度は、従来のプロペラ推進型の迎撃ドローンでは、かなり迎撃が困難な速度といえます。

 そのため、もともと首都周辺の防空任務でシャヘドの撃墜などに使用されていたF-16などが、迎撃に活用されているようです。

 しかし、自爆ドローンに対して、F-16が搭載する空対空ミサイルであるAIM-9「サイドワインダー」を使用して撃墜するのは、費用対効果が非常に悪いと考えられます。そのため、もともとは対地攻撃用だった無誘導ロケット弾「ハイドラ70」をレーザー誘導化した精密誘導兵器であるAPKWSが、無人機の迎撃任務などにも使用されています。

 ただし、今回の機体はジェット推進型であるため、APKWSが有効であるかどうかについては、現状では公式な発表はありません。

 なお、ジェット推進型の自爆ドローンに対抗するため、新たにジェット推進型の迎撃ドローンなどの生産・配備も進められており、9月19日には初めて撃墜を記録しています。ただし、まだ数が揃っておらず、ジェット推進型ドローンへの対策は、現状では後手に回っているとされています。

【機体を確認するパイロット】これが、F-16でジェットドローンを撃墜した瞬間です(画像)