アイドルやアニメのキャラクターなどを応援する「推し活」を巡り、調査会社インテージ(東京)が実施したアンケートで、「推し」がいると答えた人の割合が昨年より減少し、33.6%だったことが25日までに分かった。一方、支出額は増加し、アニメやゲームのジャンルでは2倍以上に増えていた。
調査は1月、インターネットを通じ15~79歳の男女に実施。5000人から有効回答を得た。
「推し」がいると答えたのは33.6%で、昨年同時期の調査より1.5ポイント減った。推しがいる割合は女性や若年層で高く、最も高いのは15~19歳の女性で75.9%だった。
「推し」のジャンルを複数回答で聞くと、国内のアイドルが9.4%で最も高かった。ミュージシャン・バンド(8.3%)、アニメ(7.4%)が続き、ゲームと漫画が各4.3%。多くのジャンルで、昨年よりも減少した。
推し活への物価高の影響を尋ねると、特に60代で「ある」と答えた割合が昨年より大きく増えた。
ただ、全体で見た過去1年間の支出は、国内のアイドルが最多の5万4627円で、昨年比1.1倍に伸びていた。ミュージシャン・バンドは4万2585円(同1.3倍)、アニメは2万2584円(同2.0倍)、ゲームは3万6698円(同2.6倍)。過去にヒットしたアニメ映画の公開やゲーム機の後継機種発売などが影響したとみられる。
同社アナリストの森恵美子さんは「『推し』がいる割合は少し減ったが、積極的にお金を使っていることが分かった。長引く物価高の影響はあるが、アニメなどへの大きな支出は今後も続くのではないか」と分析している。