こども家庭庁の専門委員会は10日、2024年度に虐待で死亡した子どもは前年度から12人増えて77人だったとの検証結果を公表した。「保護者の自殺を伴う虐待死(心中)」を除くと50人で、うち7割近い34人が0歳で死亡。生後24時間以内に亡くなった「0日児」は17人だった。
心中以外の事例では、主な加害者が「実母」のケースが22人で最多。死亡の要因は「身体的虐待」が17人で、「ネグレクト(育児放棄)」は13人だった。
専門委は、0歳児の虐待死が多い要因の一つと考えられる「予期しない妊娠」に関し、07年1月~24年3月の事例を分析。妊娠期から孤立に陥りやすく、必要な支援につながらない場合が多いと指摘し、専門の相談窓口の周知の他、民間の支援団体と連携した居場所整備の必要性を訴えた。