中山雄太加入のセルビア強豪、「ボスニアの虐殺者」の異名持つムラディッチの横断幕掲げ物議

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 日本代表DF中山雄太が加入したツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター・ベオグラード)のサポーターが物議を醸す振る舞いを見せた。イギリスメディア『BBC』が報じている。

 ツルヴェナ・ズヴェズダは6日、パルチザン・ベオグラードとのダービーマッチを戦い、2-1で勝利した。なお、中山はこの試合で初のベンチ入りを果たしたが、出場機会はなかった。

 今回問題となったのはツルヴェナ・ズヴェズダのサポーターが試合前に戦争犯罪人であるラトコ・ムラディッチの巨大なティフォ(横断幕や人文字)を掲げたことだった。

 今年8月末に国連の収容施設で死去したムラディッチは、2017年にジェノサイド、戦争犯罪、人道に対する罪で終身刑を言い渡されていた。

 ムラディッチの率いる部隊は、1992年から1995年にかけての旧ユーゴスラビア紛争中、ボスニア・ヘルツェゴビナにおける非セルビア系住民の組織的な殺害に関与。

 ムラディッチは、スレブレニツァでの8千人もの男性や少年が殺害された虐殺や、1万人以上が犠牲となった首都サラエボの包囲戦を指揮していた。

 ただ、ムラディッチはセルビア国内の一部の人々にとって依然として英雄視される存在であり、ツルヴェナ・ズヴェズダの公式アカウントは今回のダービーマッチでティフォの様子や、両チームがムラディッチのために黙祷を捧げる動画を、敬礼の絵文字とともに公開していた。

 これに対し、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表チームの公式X(旧Twitter)アカウントは、憤りの反応を示してもいた。

 なお、ツルヴェナ・ズヴェズダは先月、ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)とのヨーロッパリーグ・プレーオフにおいて、サポーターがムラディッチを称える横断幕を掲げたことで、すでに欧州サッカー連盟(UEFA)から9万ユーロ(約1630万円)の罰金を科されていた。