ドライバーから「マジでわからん」の声噴出 生活道路の“速度30km/h化”運動の始まりの県でもSNSで大きな話題に「二輪取り締まれよ」の声も

なぜ?計測器業界に好業績期待

埼玉県警察本部交通部交通総務課の公式Xは2026年8月31日、9月1日から、生活道路の法定速度が30km/hに引き下げられたのを受け、注意喚起動画を投稿しました。

「わからない」との困惑の声も

 埼玉県警察本部交通部交通総務課の公式Xは2026年8月31日、9月1日から、生活道路の法定速度が30km/hに引き下げられたのを受け、注意喚起動画を投稿しました。

 公式Xで同県警交通総務課は、投稿した法定速度改正の動画と共に、「令和8年9月1日から、生活道路の法定速度が30キロに引き下げられます。中央線などがない、比較的狭い道路が対象となるので、安全運転を心がけましょう。速度ダウンで安心アップ埼玉県!」とコメントを投稿しています。

 埼玉県は、生活道路でのクルマのスピード抑制の始まりの地域でもあります。2006年9月に、川口市の生活道路で散歩中の保育園児らの列に車が突っ込み、園児4人が死亡、17人が重軽傷を負う事故が発生しました。同事故をきっかけに、今回の速度引き下げ以前に、通学路など一定範囲の生活道路を30km/hに規制する「ゾーン30」が全国的にスタートします。

 運動の発祥地となった埼玉県は同運動に積極的に取り組んでおり、2023年には県内に289区域のゾーン30を整備し、元々生活道路や抜け道などが多い東京都に次いで全国2位に。その後も増え続け、2024年度にはゾーン30が311区域にまで拡大していました。

 そうした生活道路の安全に熱心な県でも、今回の改正には戸惑うことが多いようで、公式Xの投稿には、「今SNSでさかんに議論されてる、センターラインある広域農道は対象外ってことですか?ほんとにわかんないです」「道幅が5.5メートル以上あって、車両通行帯も中央線もない道路はどうなるんでしょうか?」といった質問もみられました。

 また、「スマホいじったりイヤホン付けたりしながら自転車運転してるバカをもっと取り締まれよ」「それよりもバイクのすり抜け取り締まってくれよ」と、自動車への規制よりもマナーの悪い2輪車の方の規制が先ではないかという意見や、「無知のバカはガンガン煽ってくるぞ」と、煽り運転の激化を懸念する声もありました。

 なお、警察庁は今回の速度改正の対象になる生活道路を「主に地域住民の日常生活に利用されるような、中央線等がない道路」とし、例となる道路の写真なども公開しています。

 さらに、2025年5月14日の国会答弁で、参考人として回答した早川智之交通局長(現在は元交通局長)による農道などに関する言及もあり、それによると「農道や林道、港湾道路を含めまして、一般交通の用に供されている道路は法定速度の見直しの対象となり、中央線がないなどの場合は、法定速度は時速30キロメートルとなります」とのことです。

【分かるには分かるが…】「生活道路」とこれまでと変わらない道路の例(動画)