「グ、グランクラスより広い…!?」新幹線の新たな豪華シートが初公開! バックシェル付きで“ほぼ個室 ”

好業績迎える日本の尖った業界

JR東海は、2027年度中にサービス開始を予定している東海道・山陽新幹線の半個室タイプの上級クラス「スプリームクラス シート」を再現したモックアップを報道公開しました。

従来のグリーン車とは一線を画す異次元の快適さ

 JR東海は2026年9月1日、2027年度中にサービス開始を予定している東海道・山陽新幹線の半個室タイプの上級クラス「スプリームクラス シート」を再現したモックアップを、東京駅八重洲中央口イベントスペースで報道公開しました。

「スプリームクラス」は、個室タイプの「キャビン」と半個室タイプの「シート」の2種類で構成。いずれもレッグレスト付きリクライニングシート、専用Wi-Fi、専用タブレットで個別調整が可能な照明・空調を備えます。「のぞみ」「ひかり」の場合は専用の飲食サービスまであります。

 今回、「スプリームクラス」体験イベントで初公開となった半個室タイプの「シート」は、グリーン車である10号車に設けられます。既存の座席を20席撤去したうえで、新たに大型バックシェルを備えた座席を6席設置します。

「半個室」と言っても、通路と座席の間は扉で区切られており、「ほぼ個室」のようなプライベート感と上質性を兼ね備えた空間となっています。周囲からの視線は遮断され、まるで航空機のビジネスクラスのような雰囲気です。上着を掛けられるハンガーも備え、従来のグリーン車とは一線を画す異次元の高級感を醸し出しています。

 個室タイプの「キャビン」は座席が固定されており、座席の向きが進行方向と逆向きになることがありますが、座席の回転が可能な「シート」は必ず進行方向を向いた状態で着席できます。また2人利用の場合、座席を転換することで向かい合わせに設定することもできます。

 必ずしも半個室タイプの「シート」が個室タイプの「キャビン」の下位グレードというわけではなく、「グリーン車を超える最上位クラス」という共通のコンセプトのもと、2種類の座席で異なるニーズに対応することが想定されています。

 バックシェルの有無による違いはあるものの、「シート」の座席自体は「キャビン」と同じもので、専用タブレットや座席横のボタンにより、リクライニングや各部位を電動で細かく調整できます。

 JR東海によると、「シート」のシートピッチ(座席の前後間隔)は1550mmに設定されています。これは、新幹線や在来線特急のグリーン車(一般的に1160mm)や、最高峰の「グランクラス」(1300mm)をも大きく上回る数字です。国内の鉄道車両としては、圧倒的に広い足元スペースを実現しています。

 なお、リクライニング角度は最大127度(既存のグリーン席は最大123度、『キャビン』は130度)、座席幅は50センチ(既存のグリーン席は48センチ)です。「シート」のリクライニング角度が「キャビン」より若干浅いのはバックシェルがあるためです。

「シート」の料金は今後、発表される予定となっています。