アルバレスの“心変わり”を待つアーセナル…アトレティコは約279億円要求も獲得諦めず?

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 アトレティコ・マドリードに所属するアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの去就は依然として不透明だ。

 現地時間23日に行われたビジャレアルとのラ・リーガ第3節、本拠地『メトロポリターノ』に登場したアルバレスには容赦のない大ブーイングと指笛が浴びせられた。2024年夏にマンチェスター・シティから加入した26歳はここまで公式戦通算107試合出場49ゴール17アシストと、ディエゴ・シメオネ監督率いるチームのエースとして活躍。しかし、現行契約を2030年6月末まで残す中、今夏のバルセロナ加入を希望し、「全員にとって最善なのは移籍すること」と公言したことでファンの怒りを買った。

 バルセロナもポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(現:シカゴ・ファイアー)やスペイン代表FWフェラン・トーレス(現:パリ・サンジェルマン)の退団によって“9番”が要補強ポジションとなっており、アルバレスの獲得を熱望。一方、アトレティコ・マドリードは国内のライバルクラブへの売却を断固拒否し、契約解除金として設定された5億ユーロ(約930億円)を要求する姿勢を崩していない。

 バルセロナ移籍を望むアルバレスと、それを認めないアトレティコ・マドリード。イギリスメディア『BBC』によると、プレミアリーグ王者アーセナルがこうした状況を注視しており、移籍市場閉鎖まで残りわずかとなった中、アルバレス獲得の可能性を模索し続けているとのこと。選手本人が移籍を承諾しさえすれば、アーセナルは資金を確保し、今夏の獲得に向けて迅速に動く見通しだという。

 先週にはアトレティコ・マドリードのマテウ・アレマニーSD(スポーツディレクター)がロンドンを訪れ、アーセナルの関係者と会談。アルバレスの移籍金として1億5000万ユーロ(約279億円)を要求する意向を明確にしたようだ。

 当然ながら、獲得は容易ではない。何よりもアルバレス自身が一貫してバルセロナ加入のみを望んでいるため、アーセナルが“夢のターゲット”の獲得を実現させるためには選手本人の心変わりが必要不可欠だ。移籍市場閉鎖が迫る中、現時点でアルバレスの心境に大きな変化はない模様。アーセナルに対して疑念を抱いているわけではなく、バルセロナ移籍という自信の野望が打ち砕かれてしまうことから、国外移籍に難色を示しているという。また、家族がイギリスへ渡航する際に障害となり得るビザ関連の規定についても認識しているようだ。

 ミケル・アルテタ監督はアンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)も、アルバレスの第一希望がバルセロナ移籍であり、極めて実現可能性の低いオペレーションであることは承知の上で獲得を諦めていない。『BBC』は、同選手が今夏にアトレティコ・マドリードを離れる場合、現時点ではアーセルが「唯一の選択肢」であると指摘している。今夏の移籍期間も残りわずか。アルバレスの決断に注目が集まる。