柏で存在感を高める弓場堅真「爪痕は残せている」 久保藤次郎からの“お返し”アシストでJ1初ゴールを記録

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 今夏サガン鳥栖から加入し、自身初のJ1に挑む柏レイソルMF弓場堅真が、存在感を高めている。前節の東京ヴェルディ戦でJ1デビューを飾ると、久保藤次郎のゴールを即アシスト。V・ファーレン長崎をホームに迎えた今節は、記念すべきJ1初ゴールを決めてみせた。

 計6得点が生まれ、打ち合いとなった一戦。柏は一時逆転を許したものの、怒涛の反撃で再びリードを奪うと、最後は80分からピッチに立った弓場が試合を締めくくった。投入から3分後の83分、瀬川祐輔のスルーパスを受けた久保がペナルティエリア内へ侵入すると、猛スピードでゴール前に現れた弓場が、最後は気迫でねじ込んだ。J1デビューからわずか2試合、今度は途中出場からゴールという形で結果を残した。柏は4得点を挙げ、開幕3連勝を飾っている。

 前節は弓場のラストパスから久保がゴールを決めており、今度は久保から「お返しをしてもらった」と感謝。「ウイングからの攻撃はいい形だと思うので、もっともっとそういった形を出していけるように、トレーニングからやっていきたい」と、今後のさらなる連係向上を見据えた。個人としては昨季FC今治の一員として、J1昇格を果たした長崎と2度対戦しており、結果は1勝1分けで「負けてはいなかった」。中でも第34節のアウェイゲームでは、正確なCKからアシストを記録している。「特にそういうイメージは持ってなかった」というが、好相性を誇る相手から、今度はJ1の舞台で自身の初ゴールを奪った。

 正確な左足のクロスと、左右のウイングバックを遜色なくこなす万能性に加え、夏場でも衰えない豊富な運動量も持ち味。昨季まで所属した今治ではレギュラーとしてリーグ戦34試合に出場し、プレータイムは計2,434分。柏では途中出場での起用が続いているが、その中でアシスト、そしてゴールと目に見える結果を残し、徐々に存在感を高めている。

「90分走り切ることが僕の良さみたいなところもあったのですが、選手をやっていればこういった使われ方もありますし、その中で結果を残さないといけない世界。何か爪痕は残せているのかなと思っています」

 来週から天皇杯もスタートし、AFCチャンピオンズリーグエリートの舞台も迫っている。「藤次郎くん、(遠藤)渓太くんと、ウイングバックの壁は相当厚いと思います。でも、どこでチャンスが来るかは分からないですし、自分の良さを最大限に出しつつ、監督に『使ってみよう』と思ってもらえるように。日頃から常に100%で臨む姿勢が大事」と心得ている。「スタメンで出られるところを見せたいですし、その中で得点に絡むことが一番の理想なので。満足せずもっともっと求めてやっていきたい」とさらなるレベルアップを目指す。

 現在25歳の弓場は、JFLのHonda FCからキャリアをスタートさせ、2024年に当時J3の今治へ。今治ではJ2の昇格を経験し、2026年は鳥栖に移籍してJ2・J3百年構想リーグを戦った。今夏には柏に完全移籍を果たし、初めてJ1の舞台へと足を踏み入れた。「Jリーグでタイトルを穫ることはサッカー選手の夢だと思うので、そこを目指したい」。JFLから一歩ずつ着実にステップアップを遂げてきた背番号44は、さらなる高みを目指していく。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

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