大阪-兵庫の「新たな東西まっすぐ道」開通で劇的効果!? “コの字迂回”消滅で周辺渋滞緩和 路線バスも延伸で「便利になりました」

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兵庫県尼崎市で全線開通した都市計画道路「園田西武庫線」について、県が開通後約3か月での主な整備効果のデータを公表しました。

全線開通で阪神バスもルート延伸

 2026年3月に兵庫県尼崎市で全線開通した都市計画道路「園田西武庫線」について、県が開通後約3か月での主な整備効果のデータを公表しました。

 園田西武庫線は、阪急神戸線の北側を大阪市境から武庫川の東岸まで並走する東西道路です。2025年3月23日に御園工区が、2026年3月20日に藻川工区が開通し、全線開通を迎えました。これにより、大阪側では国道479号「大阪内環状線」と直結し、大阪市内や尼崎市街に迂回することなく吹田や茨木、守口方面に通じる、北摂地域の便利なルートが形成されました。

 園田西武庫線が全線開通するまでは、県道「尼崎池田線」と交わる塚口本町6丁目北交差点をはじめ、南回りに迂回するルート上のピッコロシアター南交差点や、北回りルートの途中にある南町4丁目交差点などで、渋滞が慢性化していました。

 また、山陽新幹線の線路のすぐ東側で藻川を渡る宮園橋では、狭い橋の車道を多くの自動車と自転車が行き来していたため、園田西武庫線の開通により交通転換を促し、安全性を確保することも求められていました。

 その効果は数字に顕著に表れています。例えば、御園工区の西端である塚口本町6丁目北交差点から、藻川工区より東側の東園田町3丁目東交差点までの走行時間は、約4分へと短縮。それまでは南回りルートで約8分、北回りルートでは約10分かかっていましたが、約半分からそれ以下の時間で行き来できるようになりました。

 また塚口本町6丁目北交差点では、2016年9月の調査で最大330mあった渋滞長が、全線開通後の2026年6月には60mに。ピッコロシアター南交差点では最大400mの渋滞長が80mになるなど、混雑が軒並み緩和されています。

 さらに南町4丁目交差点でも、西行きの渋滞長が最大430mから50mに短縮されました。この付近では、山陽新幹線の下でJR宝塚線がクロスしており、宝塚線の踏切の前後では車両の滞留も頻発していましたが、開通後はこれが緩和された模様です。このほか、宮園橋を通る自動車などの数も大きく減少し、自転車の通行時の安全性も向上しました。

 ちなみに、この園田西武庫線の全線開通に合わせ、阪神バスは市の南北を横断する「AD3」系統の運行経路を5月より変更しました。これまで尼崎南部地域と阪急園田駅を結んでいたルートがJR猪名寺駅まで延伸され、新たに停留所が誕生。商業施設やコミュニティ施設へのアクセスが向上しました。バス利用者からは「最寄りのバス停から勤務地までバス路線が延伸されて、とても便利になりました」という声が上がっています。