輸送トラックから高性能兵器を発射!? 独ラインメタル“次世代の戦場”に応える新兵器とは

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ドイツの防衛企業であるラインメタルは2026年8月13日、誘導ミサイルおよび徘徊型兵器向けのモジュール式多連装ランチャーから同社が開発した徘徊型兵器であるFV-014の発射に成功したと発表しました。

車両から徘徊型兵器を発射可能に

 ドイツの防衛企業であるラインメタルは2026年8月13日、誘導ミサイルおよび徘徊型兵器向けのモジュール式多連装ランチャーである「Containerized Missile Launcher(コンテナライズド・ミサイル・ランチャー)」から同社が開発した徘徊型兵器であるFV-014の発射に成功したと発表しました。

 発射は、ラインメタルのHXトラックから停車状態および走行中の双方で行われたとのことです。またテスト中は、システムがさまざまな想定運用プロファイルや攻撃飛行を実施しました。

 この試験の成功は、現代的な徘徊弾薬システム分野におけるラインメタルの技術力を示すとともに、「さまざまな射程の無人兵器ポートフォリオを拡充するうえで、もう一つの重要な節目となった」と同社は発表しています。

 FV-014は、偵察、目標識別、精密攻撃の能力を単一のシステムに統合している無人航空機で、一定の空域を徘徊して偵察しつつ、高価値目標を発見するかもしくは地上管制システムからの指令を受けることにより、対地ミサイルのように搭載した爆薬もろとも目標に突入し自爆して攻撃する、現代の戦場における高機動作戦を想定して開発された自爆型ドローンになります。

 最大100kmの作戦行動半径を想定しているそうで、最新鋭のセンサー技術、ネットワーク接続能力、そして高い自律性によってGNSS妨害に対する強い耐性を備えています。また、厳しい作戦環境下でも運用できるよう設計されている。装甲目標・非装甲目標の双方への攻撃に対応する火力をもちます。

 電動プロペラによって静粛な接近飛行を実現している。さらにFV-014は、レーダーおよび赤外線シグネチャーを低減するよう設計されている。精密な単独攻撃に加えて、複数の目標を同時に攻撃するスウォーム(群れ)運用にも対応しています。発射重量約22kg、うちペイロード約6kgとなっています。

 発射はブースターを使用して輸送・発射コンテナから行われます。これらの発射コンテナは、Containerized Missile Launcherにモジュール式で組み込むことができます。選択するコンテナの仕様によっては、1基のランチャーに最大18機のFV-014を搭載が可能です。射出後、機体は折り畳まれた主翼を展開し、飛行状態へ移行。最大70分間の飛行時間があり、操作者は偵察、目標選定、攻撃実施の判断を行うための十分な時間を確保することができます。

【動画】え、普通のトラックから!? 自爆ドローンの発射台になる瞬間