ステップアップ噂の佐野海舟、現時点で具体的な交渉はなし?…マインツは“安売り”検討せず

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 マインツに所属する日本代表MF佐野海舟の去就は依然として不透明となっている。

 現在25歳の佐野はFC町田ゼルビアと鹿島アントラーズを経て、2024年夏にマインツへ完全移籍加入。2シーズン連続でブンデスリーガ全試合でスタメンに名を連ねるなど、チームの中心選手として活躍しており、ここまで公式戦通算84試合出場2ゴール5アシストという成績を残している。FIFAワールドカップ2026にも出場し、ブラジル代表とのラウンド32で豪快な先制点を叩き込むなど存在感を放った。

 直近2シーズンおよびFIFAワールドカップ2026での活躍から、今夏のステップアップの可能性が浮上。2028年6月末まで契約を残すマインツは、移籍金としてクラブ史上最高売却額となる5000万ユーロ(約92億円)以上を要求している模様だ。

 しかし、佐野がマインツに残留する可能性も否定はできないという。ドイツ誌『キッカー』によると、移籍市場が終盤に差し掛かる中、具体的な移籍交渉は行われておらず、クラブ幹部の間で残留への期待が日に日に高まっているとのこと。ニコ・ブンゲルトSD(スポーツディレクター)は「我々は非常に良いチームを構築している。何が起こるかは分からないが、今後数週間もこの状況が続くと楽観視している」とコメントしたようだ。

 また、移籍が噂される中でも佐野の起用を継続するか問われたウルス・フィッシャー監督も「当然だ。私はそれ以外のことを言ったことがない。彼は今ここにいるし、私はそれ以外のことを考えていない」と断言しているという。

『キッカー』はマインツが長年に渡って安定した経済成長を続けているため、主力選手の売却を急ぐ必要性がないと指摘。その上で、佐野のような選手を残留させることもまた、クラブの発展における「次なるステップ」になり得ると伝えている。