横田基地に眠っていた“歴史の証人”旧日本陸軍の戦闘機「飛燕」などの部品の動画公開 水冷却器など当時の形の残る物も

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アメリカ軍横田基地の公式YouTubeは2026年7月30日、基地内で発掘された第二次世界大戦時の旧日本陸軍航空機の部品などの動画を公開しました。

80年前の旧日本陸軍飛行場を伝える遺産

 アメリカ軍横田基地の公式YouTubeは2026年7月30日、基地内で発掘された第二次世界大戦時の旧日本陸軍航空機の部品などの動画を公開しました。

 今回紹介された部品は、7月1日にっ航空遺産としてアメリカ空軍から日本の財務省関東財務局に引き渡されたものです。元々は横田基地内で行われていた建設工事の際に、第374土木工兵中隊が発見したものでした。

 同隊は横田基地の前身である多摩陸軍飛行場の区画の一部で工事を行っており、遺物は地表から約2~3mの深さで見つかりました。

 当初は正体不明の金属片と考えられていましたが、環境担当者が歴史的価値の可能性に気付き、第374土木工兵中隊の環境科学者であるキャリー・オールドフィールド博士のほか、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館を中心とした専門家チームが調査を開始しました

 調査の結果、これらの遺物には、川崎航空機製の三式戦闘機「飛燕」の冷却水冷却器のほか、二式複座戦闘機「屠龍」のオイルクーラーや、キ102のものとみられるオイルクーラーも確認されました。

 今回の動画ではより詳細な情報が公開されており、発掘された遺物が、旧日本陸軍の複数機種にわたるエンジン部品、機体部品、砲弾などに構成されており、当時の多摩陸軍飛行場の特徴を示していると解説しています。

 また、屠龍のオイルクーラー、飛燕のエンジン冷却水冷却器、ランディング・ギア、プロペラハブなどは接写で紹介されています。

 横田基地はこれらの航空遺産について「川崎 キ61「飛燕」、川崎 キ45「屠龍」、川崎 キ102のものとみられる希少な部品も特定され、一部には戦時中の塗装がそのまま残されていました。これらは航空史や航空機保存研究において極めて貴重な資料と評価されています」と説明し「今回の発見は、旧多摩陸軍飛行場の歴史を今に伝える貴重な成果であるとともに、基地の近代化事業の中で発見された歴史的資料を未来へ受け継ぐため、日米両国が協力して保存活動を進めていることを示しています」と述べています。

【動画】80年の時をこえて…横田基地で発掘された「飛燕」や「屠龍」などのパーツ