9日、長崎原爆の日=81年目、「法の支配」回復を要請

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 長崎に原爆が投下されてから9日で81年。爆心地に近い長崎市松山町の平和公園では、市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれる。鈴木史朗市長は平和宣言で核抑止論を批判し、絶対悪である核兵器と人類は共存できないと指摘する。さらに、世界各国の指導者に向け、国連憲章の理念に基づく多国間主義と「法の支配」の早急な回復を要請する。
 式典には、核保有国を含む98カ国と欧州連合(EU)が参列し、台湾も2年連続で出席する見通し。米国はグラス大使が欠席し、首席公使が参加する予定。原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうをささげる。
 鈴木市長は平和宣言で、爆心地から約850メートルの路上で被爆した故吉田勝二さんの発言を引用し、核兵器がもたらす凄惨(せいさん)な被害について訴える。
 日本政府に対しては、11月に開かれる核兵器禁止条約再検討会議への参加などを求めるほか、国が定める被爆地域の外にいた「被爆体験者」を救済するよう迫る。
 式典では、7月末までの1年間で新たに判明した原爆死没者2773人の名前を記した名簿3冊が奉安され、死没者数は20万4708人となる。 
〔写真説明〕原爆投下から81年を前に、稲佐山から望む平和祈念像=8日午後、長崎市
〔写真説明〕原爆投下から81年を前に、稲佐山から望む爆心地付近の街並み。手前中央は平和祈念像=8日午後、長崎市