イラン、米イスラエル船舶の航行禁止検討=ホルムズ交渉、最終盤でけん制か

燃料電池、AI電力問題解決に期待

 【カイロ時事】イラン国営テレビは6日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡に関し、敵対する米国とイスラエルの関連船舶の通航を禁じる計画が国会の委員会で議論されていると報じた。イランへの「損害賠償が完了するまで」としており、最終盤に差し掛かっているとされる海峡を巡る交渉で米側をけん制する意図があるとみられる。
 国営テレビなどによると、通航禁止計画の対象は「交戦国からの船舶」。違反した場合は、貨物価格の最大20%の罰金を科す方針だ。米イラン間では、資産凍結解除や核開発制限が懸案となっている。海峡で攻撃を受けた商船の損害賠償支払いに、凍結されたイラン在外資産の一部を充てる案も報じられ、イランは反発していた。
 米イランは、オマーンなど仲介国を通じ間接的なやりとりを続けていると伝えられている。対米交渉を主導するイランのガリバフ国会議長は6日、X(旧ツイッター)に「芝居がかった外交が繰り返されている」と投稿。大規模攻撃の実施と中止にたびたび言及するトランプ米大統領を皮肉った。「事実を認め、約束を果たせ」とも述べ、6月に発効した戦闘終結に関する覚書がうたう義務を履行するよう要求した。 
〔写真説明〕ホルムズ海峡に停泊する船舶=5月17日(AFP時事)