和歌山県御坊市は、「日本一短いローカル私鉄」として知られる紀州鉄道線の必要性や将来的なあり方に関する調査検討を実施します。
市民2000人を対象にアンケート調査も
和歌山県御坊市は、「日本一短いローカル私鉄」として知られる紀州鉄道線の必要性や将来的なあり方に関する調査・検討を実施します。市は2026年7月14日、調査・検討支援業務を委託する事業者の公募手続きを開始しました。来月にも事業者を選定し、契約を締結する予定です。
紀州鉄道線は、紀勢本線(きのくに線)と接続する御坊駅と西御坊駅を結ぶ、営業距離2.7kmのミニ鉄道。全国から鉄道ファンが乗車を目的に訪れるほか、途中駅の学門駅のお守り切符が受験生の縁起物として人気を集めています。
ただ近年は利用者の減少に加え、燃料価格や物価、人件費の高騰により経営状況が厳しくなっています。
御坊市は今回、紀州鉄道線の必要性や将来的なあり方に関して具体的な方向性を検討するための基礎資料を作成します。公募型プロポーザル(企画提案)方式で業務を委託する事業者を選定する予定です。
業務では、市民2000人を対象にアンケート調査を行い、利用状況や既存サービスに対する改善ニーズ、今後の利用意向などを把握。鉄道としての移動手段だけでなく、環境の改善や渋滞緩和、観光振興、地域資源としての存在価値を検討するとしています。
なお、業務の見積限度額は2000万円で、委託期間は2027年3月19日までの予定となっています。