「フランス代表をきっと恋しく思うだろう」 デシャン監督、レ・ブルーでの“25年間”の旅を締めくくる3位決定戦へ

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 フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、FIFAワールドカップ2026・3位決定戦に向けた前日会見に出席した。17日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

 レ・ブルー復活を成し遂げた“名将”のラストマッチとなる。現在57歳のデシャン氏は、2012年にフランス代表の監督に就任すると、ロシアW杯で20年ぶり2度目の優勝に導いたほか、カタールW杯やEURO2016での準優勝など、低迷続きだった成績に終止符を打った。そして今大会は、準決勝でスペイン代表に完敗こそしたが、指揮を取った3大会すべてで“4強入り”という功績を成し遂げている。

 そんなデシャン監督は、イングランド代表と対戦する3位決定戦に向けた前日会見に出席。優勝を目指していただけに、モチベーション面の低下が懸念されるなか、同指揮官は「これは親善試合ではない。この試合に対する責任を強く感じている」とした上で、「確かに、我々が望んでいたような試合ではないけど、現実として戦わなければならない試合。3位決定戦だろうと、スタッフや選手たちとともに、目標を達成するために全力を尽くすのが私の義務である。イングランドにとっても望んでいた試合ではないけど、目の前の目標を達成することに、頭の中はいっぱい」とピッチに立つ以上は全力を尽くすと述べた。

 選手として11年、監督として14年…計25年間もフランス代表に捧げてきたデシャン監督。選手と監督の両方でW杯優勝を経験した史上3人目の人物は、「明日が最後となることは、自分でもよく分かっている。誰かを泣かせたいわけじゃないけど、フランス代表をきっと恋しく思うだろう。ただね、このユニフォームを着てピッチに立ち、素晴らしい瞬間も、困難な瞬間も経験できたことは、私にとって大きな特権だった」と感慨。続けて、「幕引きではあるけど、人生は続くんだ。この先に何が待っているかなんて分からなけど、私は前向きな性格だから、きっとそれも素晴らしいものになると信じている。フランス代表は、私のキャリアにおいて最高の出来事だった。25年という歳月は、男性にとっても女性にとっても…誰の人生にとっても大きな足跡を残すだけの時間がある。ましてや、忘れられない思い出がたくさんあるのだから。でも、大切なのは常に目の前にある未来だ」とレ・ブルーでの旅路に思いを馳せながら、次に歩く道も楽しむと口にしている。

 “勇退”するデシャン監督のラストマッチとなる3位決定戦。教え子たちは、勝って送り出せるのだろうか。