ホワイトハウス、アルゼンチン代表のフォークランド領有権主張を擁護…“言論の自由”を保障

金利1% 生命保険会社の影響は?

 アルゼンチン代表がFIFAワールドカップ準決勝イングランド代表戦後にピッチ上でフォークランド諸島の領有権を主張する横断幕を掲げた問題について、ホワイトハウスの関係者が言及した。イギリスメディア『BBC』が伝えた。

 15日に行われた試合でアルゼンチンが2-1の逆転勝利を収めた後、MFジオバニ・ロ・チェルソが当初観客席のサポーターによって掲げられていた「マルビナスはアルゼンチンのもの(※マルビナス=フォークランド諸島を指すアルゼンチンでの呼称)」と書かれた横断幕をピッチに持ち込んだ。1982年にアルゼンチンの軍事政権がイギリスからフォークランド初頭を奪取しようと侵攻したことで紛争が勃発し、イギリスが勝利した後もアルゼンチンは同諸島に対する領有権を繰り返し主張している。

 国際サッカー評議会(IFAB)の競技規則では、政治的な主張を行う用具の持ち込みが禁じられており、違反した当該選手および/またはチームは、大会主催者、各国のサッカー協会、あるいはFIFAによって処分される」と定められている。

 そんななか、ホワイトハウスのFIFAタスクフォース責任者を務めるアンドリュー・ジュリアーニ氏は、米国政府の見解として米国内では「それらの発言を行うことができる」とコメント。「我々は、ここアメリカ合衆国における合衆国憲法修正第1条の権利を信じている」と、基本的人権として“言論の自由”が保障されていることを強調した。

 一方、英国ダウニング街の公式報道官は「ワールドカップは私たちのものではないかもしれないが、フォークランド諸島は間違いなく私たちのものだ。フォークランド諸島に対する私たちの決意は決して揺らぐことはない」とし、アルゼンチン代表選手たちに対するいかなる措置も「FIFAの判断に委ねられる」と述べている。

 また、フォークランド諸島政府も横断幕について「失望はしたが、驚きはしなかった」とし、FIFAが「自らの規則に従って、この種の行為すべてに制裁を科す」ことを期待していると発表。「スポーツに政治が持ち込まれることは望まない。また、イングランドとアルゼンチンに関するあらゆる議論において、諸島とその住民が政治的な駆け引きの道具として利用されることも望まない」とFIFAに毅然とした対応を求めている。

 2013年に行われた投票では、フォークランド諸島住民の圧倒的多数がイギリスの海外領土として存続することに賛成した。投票率90パーセントを超える1517票が投じられ、反対はわずか3票だった。

【ハイライト動画】イングランドvsアルゼンチン