「特別なシーズン」となるバレンシア…主将ガヤ、佐藤龍之介ら新戦力組に「チームに馴染めるようサポートしている」

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 バレンシアに所属する主将DFホセ・ルイス・ガヤが、新シーズンに向けた決意を語った。16日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 スペインの“名門”として名高いバレンシアで、長年左サイドバックに君臨するとともに、キャプテンも務めているガヤ。カンテラ(下部組織)出身でバレンシア一筋と、現代フットボールでは希少種となったワン・クラブ・マンであり続ける31歳は、トップチームで15年目のシーズンを迎える。とりわけ、左サイドで縦関係になることが予想される、佐藤龍之介とのコンビネーションには注目が集まっている。

 カルロス・コルベラン監督の下、新シーズンに向けて始動するバレンシア。ここまで、FC東京から加入した佐藤を含めて3選手が新戦力としてチームに加わったなか、ガヤは「トレーニングの初日から数日間、彼らはとても好調だよ。熱心に取り組み、サポーターを喜ばせたいという意欲に満ちている。僕らも、彼らが1日でも早くチームに馴染めるようサポートしている」と良いスタートを切れていることを明かした。

 2000年代前後に栄華を極めたバレンシアは近年、クラブの経営状況の悪さが成績にも直結しており、低迷が続いている。そんなクラブで育ち、プロになり、今や左腕に腕章を巻くガヤの期するべき思いは人一倍強く、「11歳の頃から、バレンシアとはどういうクラブなのかを教え込まれてきた」と口にしつつ、「このシャツを長年守り続けてきたことに、込み上げてくるものがある。僕にとっては、これ以上の幸せはないんだよ。持っているものを全部、手放したくない。メスタージャ(本拠地)とバレンシアは、僕の故郷だから、ここにいられることをずっと大切にしていきたい」と“幸運の使者”とされるコウモリがあしらわれたエンブレムを守れることの矜持を語った。

 そして、今シーズンもチームの先頭に立つキャプテンは、「バレンシアとは何か、そしてこのクラブのキャプテンであることの責任と、求められるものを理解している。それを可能な限りベストな形で受け止め、自分の持てる力を尽くしてやり遂げるつもり」とした上で、「フィジカルがますます重要視される昨今、チームとしての一体感が強く、全員が同じ方向を目指して努力し全力を尽くすほど、サッカーのレベルは高くなる。試合に勝てるチームの傾向は、団結力、結束が強いチームだ。だから僕らは、家族のようにならなければならない。そこから始めていく必要がある」と一体感を醸成することが、プレシーズンの目標だと述べている。

 2027年夏(予定)からの新スタジアムへの移転を目指しているバレンシアにとっては、103年の歴史を誇る『メスタージャ』で戦うラストシーズンとなる。「特別なシーズン」と位置付けたガヤは、「とても強い気持ちで臨む」と覚悟を決めている。