FIFAワールドカップ2026・準決勝が14日に行われ、フランス代表とスペイン代表が対戦した。
今大会の優勝候補と目されている欧州の強豪が決勝進出をかけて激突する。前回準優勝のフランスはグループステージを3連勝で終えると、決勝トーナメントに入ってからはスウェーデン代表、パラグアイ代表、モロッコ代表を撃破。ここまで8得点を挙げているキリアン・エンバペやバロンドーラーのウスマン・デンベレらが織りなす多彩な攻撃もさることながら、ここまでわずか2失点と守備の安定感も際立ち、3大会連続の決勝進出に向けて視界は良好だ。
一方、“無敵艦隊”の異名を取るスペインは初出場のカーボベルデ代表と引き分ける不安な船出となったが、その後は連勝でグループステージを首位通過し、決勝トーナメントではオーストリア代表、ポルトガル代表、ベルギー代表に勝利。自慢のティキ・タカに加え、今大会ここまでわずか1失点と堅守が際立っている。フランスにはEURO2024、UEFAネーションズリーグ・ファイナルズで勝利しており、現在2連勝中だ。
立ち上がりから拮抗した展開が続く中、20分にスペインが一瞬の隙を突く。マルク・ククレジャが左から高いクロスを上げ、ファーサイドでボールを処理したリュカ・ディニュに対してラミン・ヤマルが死角からプレス。クリアを試みたディニュの足がヤマルを捉えると、主審はPKを宣告し、これをミケル・オヤルサバルが沈めて先制に成功した。
リードを奪ったスペインはボールを保持しつつ、守備時にもソリッドな対応を続け、フランスに目立ったチャンスを作らせない。38分には敵陣内でのボール奪取からロドリ、ヤマル、ダニ・オルモと細かく繋いで、ファビアン・ルイスに決定機が到来。一方、フランスはウィリアン・サリバが負傷交代するアクシデントにも見舞われ、枠内シュートを1本も打てずに前半を終えた。
後半もスペインがボールを握る時間が長く、フランスはなかなか奪い所が定まらない。58分、右サイドの高い位置を取ったペドロ・ポロがダニ・オルモとの完璧なワンツーでボックス内へ侵入し、GKとの1対1を制して追加点をもたらした。2点ビハインドを負ったフランスは67分にエンバペが際どいシュートを放ち、時間の経過とともにスペインを押し込んでいくが、ゴールをこじ開けることができない。
ここまで盤石の戦いを見せていたフランスだが、この日は最後まで沈黙。完璧な試合運びを見せたスペインが決勝進出を果たし、16年ぶり2度目の優勝へ王手をかけた。スペインは現地時間19日の決勝戦でイングランド代表vsアルゼンチン代表の勝者と対戦。一方、フランスは18日の3位決定戦で同試合の敗者と対戦する。
【スコア】
フランス代表 0-2 スペイン代表
【得点者】
0-1 22分 ミケル・オヤルサバル(PK/スペイン代表)
0-2 58分 ペドロ・ポロ(スペイン代表)
【ゴール動画】オヤルサバルのPK&完璧なワンツーからペドロ・ポロの追加点