【ソウル時事】韓国の尹錫悦前政権との癒着疑惑に絡み、請託禁止法違反や政治資金法違反の罪に問われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子被告(83)の論告求刑公判が10日、ソウル中央地裁であり、特別検察官は懲役13年を求刑した。弁護側の最終弁論も行われ、結審する見通し。
検察側は論告で、韓被告らが旧統一教会の影響力拡大を目指し、「政教一致」を実現しようとしたと指摘。被告側はこれまでの公判で、起訴内容を全面否認していた。
韓被告は健康状態の悪化を訴え、一時的に釈放されている。この日の公判には、マスクを着用し、黒いジャケットを着て出廷した。
特別検察官によれば、韓被告は2022年、教団元幹部と共謀し、教団への便宜供与を受けるため尹氏夫人に高級バッグなどを提供。同年、尹政権で与党だった現在の保守系最大野党「国民の力」の国会議員に対し、1億ウォン(約1075万円)を不正に渡したとされる。
〔写真説明〕世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子被告=2025年9月、ソウル(EPA時事)