ベスト16で敗退のアメリカ代表、ピッチ外の騒動に揺れるも「影響はなかった」と口を揃える

AI時代の主役 NAND型メモリとは

 異例とも言える選手の出場停止の執行猶予という裁定を下した国際サッカー連盟(FIFA)。その渦中に立たされたアメリカ代表の面々は、FIFAワールドカップ2026からの敗退決定後、騒動が影響を及ぼすことはなかったと口を揃えた。大手メディア『ESPN』が伝えた。

 史上初の3カ国共催となったFIFAワールドカップ2026。アメリカに加え、メキシコ、カナダの3カ国は順当にラウンド16に駒を進めたが、カナダとメキシコはすでに敗退が決定。アメリカはベルギー代表とのラウンド16に臨んだが、1ー4で惨敗を喫し、大会に別れを告げた。

 試合前には、ラウンド32でレッドカードを受けていたFWフォラリン・バログンの出場停止処分が1年間の執行猶予になることが決定。これまでの原則を逸脱したことに、多くのサッカー関係者が異議を唱え、ベルギーサッカー連盟や欧州サッカー連盟(UEFA)も声明を発表する事態に。それでも裁定は覆らずにバログンは先発出場したが、チーム最低レベルのスタッツに終始して敗退となっていた。

 ピッチ外で大きな物議を醸したこの一戦。試合後、アメリカ代表を指揮するマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「我々のパフォーマンスには影響を与えなかった。言い訳にはならない」とコメント。これまでとはメンタル面でも大きな違いが感じられたアメリカ代表の選手たちに、ピッチ外の揉め事は影響していないと主張。「我々は十分なプレーができなかったと思う。今日は我々の日ではなかった。本来の力を発揮できず、実力を示すことができなかった。バログンを巡る状況など、我々の周りで起こっていたことは確かにあるが、チーム全体に影響を与える状況ではなかったと思う」と、パフォーマンス低下とは関係ないとした。

 MFタイラー・アダムスもポチェッティーノ監督の意見に同調。「あの出来事が起きた時、僕たちにとってもみんなと同じくらい驚きだった」と言及し、「騒音やその他の出来事が僕たちに影響を与えたとは全く思わない。むしろ、ある意味では僕たちを奮い立たせてくれたかもしれない」と、周囲からの厳しい言葉に奮い立ったとした。

 チームのキャプテンを務めるDFティム・リームはドナルド・トランプ大統領や政府関係者が関与しているという報道について、「何の影響もなかった。外部の雑音だ。このチームでは、外部の雑音を雑音だと扱うように上手くやってきた。選手として試合に備えることとは何の関係もない。僕たちが生きている世界の一部だ」と、影響はなかったとコメント。「だから、僕たちはグループとして、チームとして、そして試合に完全に集中していた。外の世界で何が言われているか、何が議論されているかは全く関係なかった」と、選手たちは試合に集中して準備をしていたと振り返った。

【写真】ベルギー代表は「これをひっくり返してみろ」と試合後にアメリカを挑発