スペイン代表の若きエースがまばゆい輝きを放った。
FIFAワールドカップ2026・ラウンド32が現地時間2日に行われ、スペインはオーストリア代表と対戦した。36分にマルク・ククレジャのグラウンダークロスにミケル・オヤルサバルが合わせて先制すると、66分にはアレックス・バエナのお膳立てからペドロ・ポロが追加点。89分には再びククレジャとオヤルサバルのホットラインからネットを揺らし、被枠内シュートを0本に抑えた上で3-0と快勝した。
この試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に輝いたのは、18歳で名門バルセロナの10番を背負い、代表でも攻撃の主軸を担うラミン・ヤマルだ。得点への直接関与こそなかったが、右サイドからの積極果敢な仕掛けで攻撃をリード。データサイト『Opta』によると、敵陣ボックス内でのボールタッチ数とドリブル回数はともに10回を超えていたという。
2025-26シーズン最終盤に左足ハムストリングを負傷し、今大会への影響も懸念されたが、コンディションは上向きで、この日は85分までプレー。試合後にはスペイン紙『マルカ』を通じて「100%の状態だよ。監督が望むだけプレーする準備はできている。休養と回復には努めているが、状態は万全だ」と話しつつ、「必要な動きだしやドリブルなど、少しずつ自分らしいプレーができる感覚が戻ってきた」と手応えを示した。
フランス代表と並ぶ優勝候補筆頭と目されて臨んだ今大会。初戦でカーボベルデ代表と引き分けるなど不安な船出となったが、直近2大会連続で阻まれていた決勝トーナメント初戦の壁を突破した。スペインがワールドカップの決勝トーナメントで勝利したのは、優勝した2010年の南アフリカ大会以来実に16年ぶり。ヤマルは勝利を喜びつつ、次のように意気込んでいる。
「プレーの質やインテンシティー、あらゆる面で成長しなければならない。でも、自分たちのクオリティーは分かっているし、どの相手でも恐れる必要はない。僕たちはスペイン代表であり、ピッチ上でそれを証明しなければならない。自分たちを信じているし、さらに勝ち進み、夢を叶えたいと思っている」
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