日本代表は2日、FIFAワールドカップ2026の戦いを終えて帰国。森保一監督は、東京都内で帰国会見に臨んだ。
8大会連続8度目のW杯出場を果たした日本は、“最高の景色”を目指して大会に臨んだ。しかし、メンバーに入ると目されていた三笘薫や南野拓実が所属クラブでの負傷により選出できず。さらに、メンバー入りを果たしていたキャプテンの遠藤航も離脱となるなど、ベストメンバーで臨むことができなかった。
グループステージではオランダ代表、スウェーデン代表と引き分けた中、チュニジア代表には史上最多となる4ゴールを奪って勝利。グループ2位で決勝トーナメントに進むと、ラウンド32では5度の優勝を誇るブラジル代表と対戦。前半に佐野海舟の圧巻のゴールで先制したものの、後半に追いつかれると、アディショナルタイムに逆転を許し、2ー1で敗戦。またしても決勝トーナメントでの初勝利はお預けとなった。
日本史上初となる2大会連続で指揮を執り、監督としては8年間チームを見てきた森保監督。その中で、今大会にはメンバー入りできなかったものの、2022年のカタール大会でキャプテンを務めた吉田麻也、そしてケガでメンバー入りできなかった南野が選手として登録はされなかったもののチームに帯同。トレーニングなどで選手にアドバイスした他、スパイク磨きなど裏方の業務もこなすなど、チームを支えた。
森保監督は2人の存在について問われ、「めちゃくちゃ大きな貢献をしてくれていたと思います。経験のある選手も、経験が浅い選手もいる中で、2人がワールドカップの大きな経験を持っている、選手としても素晴らしいキャリアを持っている中で、26人には選べませんでした」とコメント。「一緒に帯同してくれて、トレーニングでは自分のプレーを見せながらも、いろいろな指摘を他の選手にしてくれて、選手たちは勇気を持って試合に迎えるメンタリティになっていたと思います」と、特にメンタル面で選手たちの支えになっていたとした。
リハビリ中の南野については「拓実は一緒にトレーニングはできなかったですが、チーム全体のトレーニングの時にはピッチ脇から見て、みんなに適切な指摘であったり、励まし、声かけをしてくれて、選手たちは後押しをしてもらいながら、落ち着いてかつアグレッシブに練習からプレーできていたと思います」と、共に戦ってきた仲間としてのアドバイスで、選手を支えていたという。
さらに「2人は試合、練習もそうですが、自分たちがメンバーに入っていない中でも、腐らずに、ひたむきに自分のやることをやって、チームのためにできることをしっかりとやってくれている」と語り、「試合が終わった後に掃除をしてくれたり、後輩たちのスパイクを磨いてくれたり、色々なことをチームのために行動する姿勢を見せてくれたおかげで、代表のキャップが浅い選手たちは特に、自分もチームのために態度を示さないといけないということが、絶対に伝わったと思います」と、大きなお手本になっていたとコメント。「全選手がもちろんチーム一丸で、チームのためにと考えてくれていたと思いますが、彼らの存在が、チームの団結力、結束力を、この大会で上げてくれたかなと思います」と、他国からも称賛される組織力を発揮することに、2人の存在が大きかったと語った。
【写真】日本代表を陰で大きく支えた吉田麻也と南野拓実