ノッティンガム・フォレストを率いていたヴィトール・ペレイラ監督が、突然解任されたことへの驚きを明らかにした。7月1日、イギリスメディア『talkSPORT』や『BBC』などが伝えている。
現在57歳のペレイラ監督はポルトやオリンピアコス、フェネルバフチェ、コリンチャンス、フラメンゴ、ウルヴァーハンプトンなどで監督を歴任後、今年2月にショーン・ダイチ前監督の後任としてノッティンガム・フォレストの指揮官に就任。ノッティンガム・フォレストを16位でのプレミアリーグ残留に導いたほか、ヨーロッパリーグ(EL)では準決勝進出を果たしていた。
現行契約は2027年6月30日までで、すでに今夏のプレシーズン計画を立て、最近には夏の移籍計画についてクラブの首脳陣と会合も行っていたペレイラ監督は、2026-27シーズンもノッティンガム・フォレストを率いることが予想されていた。
しかし、クラブ上層部は今夏の早い段階からクリスタル・パレスを退任したオリヴァー・グラスナー氏の招へいに向けて動いていた模様で、交渉は事実上合意に達したことから、ペレイラ監督は解任されることになったという。
なお、ペレイラ監督の契約には6月30日まで有効となる契約を解除できる条項が含まれており、イギリス人ジャーナリストのベン・ジェイコブス氏によると、ノッティンガム・フォレストはこの条項が切れる寸前の30日23時58分にペレイラ監督に退任を通達するメールを送信したことが伝えられている。
これにより、まだ正式発表はされていないものの、ノッティンガム・フォレストは12カ月足らずで、ヌーノ・エスピリト・サント元監督、アンジェ・ポステコグルー元監督、ダイチ元監督に続いて、ペレイラ監督を解任し、5人目の指揮官としてグラスナー氏を迎え入れることになる。
突然の解任劇となったことにペレイラ監督も驚いている模様で、同監督は声明を発表。「今日をもって、ノッティンガム・フォレストの監督としての私の旅は終わりを迎える」と明らかにしながら、次のように綴っている。
「この素晴らしいフットボールクラブに関わるすべての方々に心から感謝する。今回の決定は私にとって全くの不意打ちであり、事前の通告もなかったけど、クラブが将来のために最善だと信じる決断を下す権利を、私は全面的に尊重する。当然ながら、失望し、悲しい気持ちでいる。私たちは共に何かを築き上げていると信じていたし、ここ数カ月で成し遂げたすべてのことに対し、誇りを持ってこのクラブを去る」
「私たちは共に、記憶に残るシーズン終盤を過ごした。プレミアリーグ残留を決め、ヨーロッパリーグでは準決勝に進出し、私の中に永遠に残る数々の瞬間を作った。何よりも、選手たちが自信と信念、そして団結力を深めていく姿を目の当たりにできたことが大きかった。彼らが成長し、互いのために戦い、情熱を持ってこのクラブを代表する姿を見守れたことは、私のキャリアにおいて最もやりがいのある経験の一つだった」
「コーチングスタッフ、選手たち、舞台裏で支えてくれたすべての人々、そして何よりもサポーターの皆さんに感謝する。初日から皆の情熱、忠誠心、そして揺るぎないサポートのおかげで、私は心から歓迎されていると感じることができた。どんな困難な時も、成功の時も共に歩んでくれたことに、常に感謝の念を抱いている」
「私は何のわだかまりや恨みも抱くことなく、ただ敬意と感謝、そして素晴らしい思い出を胸にノッティンガム・フォレストを去る。フットボールには予期せぬ出来事がつきものだ。予想よりも早くこの章は終わったが、ここで過ごした時間を誇りと愛着を持って振り返り続けることだろう。選手、スタッフ、サポーター、そしてノッティンガム・フォレストに関わるすべての皆の今後の成功を祈っている。ここは特別なクラブであり、これからも成長し、偉大な成果を上げ続けることを心から願っている」